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データでわかる採用と定着

「賃金の納得感」62.2%、応募した企業で働く人に聞きたいコト

求職者の転職活動や新入社員の意識調査など、当社が行ったアンケート調査や公的機関の統計データから、採用活動のポイントや定着のヒントなどを考察します。(2022年10月25日公開)

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給与で満足は得られない

 

 アメリカの臨床心理学者、フレデリック・ハーズバーグは仕事において満足に感じることと、不満足に感じることは別であるという「二要因理論」を提唱しました。つまり、仕事の満足度はある特定の要因が満たされると上がり、不足すると下がるわけではないということです。

 

・満足要因(動機付け要因):達成、承認、責任の拡大、昇進など
・不満足要因(衛生要因):会社の方針、職場環境、給与、対人関係など

 

 二要因理論によると、給与は衛生要因に分類され、不満を解消しても満足感につながるわけではありません。ここから言えるのは、給与の決定方法は満足を感じてもらうのではなく、不満が出ないように考えたほうがよいということです。そのためには、決定に至るプロセスの透明性を確保することと、公正な給与体系というロジックでは解消できない不満を考慮しながら全体のバランスを取っていくことが、大切なのかもしれません。

 

 

 

 

給与は誰からもらうか?

 

 働いていく上で、給与はとても大切です。さまざまなことを考慮し、配慮しながら決定しなければ不満の温床となり、退職につながることもあります。
 私が新社会人になったときに受けた新人研修で、印象に残っていることがあります。講師から「給与は誰からもらうか?」という問いがあり、答えは顧客でした。給与の原資は売り上げで、顧客が商品やサービスを購入した対価です。そのときから私は、給与は「会社からもらうものではなく、顧客からいただくもの」と考えるようになりました。それは給与を得て働いていく心構えとして、最も大切なことではないでしょうか。

 

<出典データ概要>正社員転職に関するアンケート調査
期間:2019年12月6日〜12月22日
有効回答数:360人(イーアイデム会員の18〜49歳の男女で、下記条件のいずれかを満たす者)
(1)正社員への転職・就職希望がある
(2)2019年1月以降に正社員から正社員への転職の経験がある
(3)正社員での転職が決まっている

 

 

 

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●文/三宅航太
2004年、株式会社アイデム入社。東日本事業本部データリサーチチーム所属。同社がWebサイトで発信する「人の戦力化」に関するコンテンツの企画・編集業務に従事する。さまざまな記事の作成や数多くの企業を取材。

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