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できる人が辞めない職場づくり/岡本文宏

第11回「振り返りは3:1で行う」

どんなに優秀な人を採用しても、すぐに辞められてしまったら意味がありません。定着率は働きやすさを測る指標であり、会社の生産性を左右します。(2023年2月14日)

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定期的に振り返る機会を持つ

 
自分の成長や目標達成の進捗を把握するためには、振り返る機会を定期的に持つことが必要です。私が社員研修で関わっている企業では毎月、自分の行動や結果、感情について振り返りを行うために、レポートを作成しています。半期に1度、そのレポートを元に、会社全体で振り返りを行う時間も設けています。





 人はネガティブなことに気持ちが引きずられる傾向があります。そのため、レポートには、うまくいかなかったことに対して、うまくいったことを3倍多く記入してもらいます。これは、ポジティブな感情とネガティブな感情が3:1以上の比率であれば「心を整えるのに、ちょうど良いバランスになる」というアメリカの心理学者(バーバラ・フレドリクソン氏)の研究結果をもとにしたものです。

 研修では、自分1人で振り返ることも行いますが、加えて上司や先輩、同僚など第三者からのフィードバックも受けるようにもします。自分以外の人から見た姿を知ることで、自身を客観的に捉えることができるようになるからです。

 このように、振り返りを定期的に行えば、自分が成長したことが実感できるようになるので、モチベーションが上がります。そして、今の職場で成長できることが分かれば、「ここでずっと働き続けたい」と思うようになるので、定着率も上がります。



●文/岡本文宏(おかもと ふみひろ)
メンタルチャージISC研究所株式会社代表取締役、繁盛企業育成コーチ
アパレル店勤務、セブンイレブンFC店経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。中小企業経営者、エリアチェーンオーナー、店長などに向けた小さな組織の人に関する問題解決メソッドや、スタッフを活用して業績アップを実現する『繁盛店づくり』のノウハウを提供している。『人材マネジメント一問一答』(商業界)、『店長の一流、二流、三流』(明日香出版)、『繁盛店のやる気の育て方』(女性モード社)など著書多数。
https://okamotofumihiro.com/
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