「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!

「経営者やパート従業員の意識」等について、さまざまなデータを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

アイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

やる気に火をつけるポジティブフィードバック/ヴィランティ牧野祝子

第1回 コミュニケーションで重要なのは「量」と「質」

テーマはチームリーダーのマネジメント能力向上。チームメンバーにフィードバックをするときの注意点、やり方などを解説します。(2023年4月18日)

< 1 2 >
 チームのポテンシャルを最大限に活かすために「現場メンバーのやる気に火をつけたい」。これは多くの上司や経営者がお考えのことでしょう。ポジティブフィードバックは、やる気アップにとても効果的なコミュニケーション・スキルです。





部下とのコミュニケーション、十分にとっていますか?

 4月は新入社員の入社や人事異動などで、社内の人間関係に変化の起きる季節ですね。皆様は上司、部下や同僚の方々とコミュニケーションを十分にとれていらっしゃいますか?
コミュニケーションは仕事のための大切なツールで、目的ではありません。適度な「量」で「質」の高いコミュニケーションは、メンバーのやる気スイッチを押すのに効果的です。

「目の前のタスクが山積みで、チームとのコミュニケーションに費やす時間がない」
「1on1や会議はやっているから、コミュニケーションはとれていると思う」

 そんな現場の声をよく聞きます。対面で話すにしても、ツールを用いたチャットにしても、コミュニケーションは「量」と「質」が大切です。「量」さえあればよいものではありません。というのは、たとえ毎日話していたとしても、会話が「どうして○○ができていないのか?」「ここがダメ」などの注意やネガティブな指摘が中心では、相手はやる気を持つことは難しいからです。


「見ているよ」「認めているよ」のパワー

 人間は誰にでも承認欲求があります。私たちは、老若男女やバックグラウンドに関係なく、「見て」くれている、「認めて」くれていると思うだけで、心理的安全性が守られるだけでなく、やる気がアップします。私も世界10カ国でキャリアを積む中で、この承認欲求がグローバルであることを認識しています。

 目標に向かって成果を上げるビジネスパーソンは、足りないところを改善することだけに注目しがち。しかし、減点評価で改善点ばかりにフォーカスしてしまうと努力が報われず、いくら頑張ってもゴールに到着しない気がして、やる気が失われます。「見ているよ」「認めているよ」のメッセージは、相手にとってすごい原動力となるのです。
※次ページ以降の閲覧には、会員登録(無料)が必要です
<会員サービスのご案内はコチラ>
につづく


●文/ヴィランティ牧野祝子(まきの のりこ)
国際エグゼクティブコーチ、株式会社グローバル・キャリアデザイン代表
米コロンビア大卒、仏INSEAD(欧州経営大学院)MBA修了。イタリア・ミラノ在住。障害児を含む3児の母。20年間に渡り、国内外10カ国で米系戦略コンサルティングファーム、仏系化粧品会社、英系酒販会社、伊系アパレル企業でマーケティングや新規事業の立ち上げなど、さまざまなキャリアを積む。さまざまな仕事で培った経験やノウハウを活かし、国際エグゼクティブコーチとして独立。考え方や事情の異なる人たちが一緒に仕事をするには、個々のよさを引き出す環境を作ることが必要と考え、ポジティブフィードバックを活用したコーチング・スキルを伝える活動を行う。法人・個人を問わず、グループ面談やセミナーなどを年間2000セッション実施。著書に『国際エグゼクティブコーチが教える人、組織が劇的に変わるポジティブフィードバック』(あさ出版)。
< 1 2 >

この記事のキーワード

クリックすることで関連する記事・データを一覧で表示することができます。

一覧ページへ戻る

2ページ目以降をご覧になるには、会員ログインが必要です。
会員登録(無料)がお済みでない方はこちら

会員登録(無料)はこちら

その他のコラム記事を見る

人気記事ランキング

ヒトがあつまる職場/田中和彦

[第9回「上司が部下に謝ることができる組織」]
企業は、ずっと同じ人たちで運営していくことはできません。人が辞めても、また入ってくる職場について考察します。

判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊

[仮眠時間は労働時間に当たるか?〜T社事件(最高裁H14.2.28判決、労判822号5頁)〜]
近年、労働関係の訴訟は社会的関心が高まり、企業にとって労使トラブル予防の重要性は増しています。判例をもとに、裁判の争点や予防のポイントなどを解説します。

時事トピックス

[2050年、3分の2の都道府県で「5分の1世帯が高齢者単独世帯」]
人事労務関連のニュースの中から、注目しておきたいものや社会の動向を捉えたものなどをピックアップしてご紹介します。
注目のコンテンツ

人と仕事研究所Facebook