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介護現場で2年間退職者ゼロを実現した定着ポイント/森崎のりまさ

第1回「何を基準に採用する?」

既存スタッフや採用したスタッフに定着してもらうために、企業は「どんなことを考えればいいのか」「何を準備をすればいいのか」などを解説します。(2023年4月27日)

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 また、相性やポジションの配分も大切です。野球で例えると、いくらよい人材であってもキャッチャーばかり4人集めてしまってはうまくいきません。そのため、面接で質問などに答えてもらいながら、チーム内で「その人が活きるベストポジションはどこか?」を考えるのです。





派閥で足の引っ張り合い

 実は私も、過去に大きな失敗をしたことがあります。老人ホームの施設長になりたてのころ、自分の目的地は伝えず、応募してきた求職者に「どんな施設にしたいですか?」と目的地を語らせていました。そして、経験や実績を基準に採用しました。すると目的地がバラバラの社員同士が、経験や実績を武器に派閥を作り、足の引っ張り合いを始めたのです。その結果、対立していた派閥の一方の社員たちは辞めていきました。

 それは、面接時に「理想的な目的地」を求職者に語らせて、自分自身が目指す「目的地」を伝えなかったことが問題でした。方向性のミスマッチが起きていたのです。採用時は仕事ができない人でも、月日が経つに連れ、仕事はできるようになるものです。だから、自社に「合う人」を採用するのです。まずは、そこから始めましょう。


★今回のポイント⇒できる人よりも合う人を採用する



●文/森崎のりまさ(もりさき のりまさ)
職場いきいきコンサルタント。22歳から介護業界で働き始め、約20年間、現場に携わる。介護福祉士やケアマネジャーなどの資格を取得し、訪問介護管理者、老人ホーム施設長を経験。施設長を務めていたとき、一般的に離職率が高いといわれる介護施設で「2年間退職者ゼロ」を実現する。2021年、これまでの実績と経験を活かし、『仕事=楽しい』に変える職場いきいきコンサルタントとして独立。企業の社員研修や社員面談などを請け負い、職場の環境改善に尽力している。著書に『退職者を出さない管理者が必ずやっていること』(産学社)Amazonランキング人事部門1位。インターネットラジオ局『ゆめのたね放送局関西チャンネル』のラジオ番組『今日も明日もポジッピー』パーソナリティ。
https://positivehappy.jp/
https://twitter.com/norimorisaki
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