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伝わる文章の書き方〜報告書からSNSまで〜

第1回「なぜ文章を書くのが苦手なのか?」

報告書やメール、SNSでの発信など、ビジネスは文章を書く機会にあふれています。さまざまな目的に合わせて、伝わる文章を書くために必要なことを解説します。(2024年4月30日)

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<文章の書き方よろず相談>
Q.「文章の書き方」を指南する本はたくさんありますが、どれを読めばいいですか?

A.どれを読んでもかまいません。大切なのは、最後まで読み通すことです。

 
文章の書き方を学ぶ本は、たくさん出版されています。書き方のルールやマナーは決まっているので、どれを読んでも共通していることが多く、似通っています。違っているのは、書かれている順番と表現の仕方です。順番は、著者が大事だと思っていることが優先されていたり、本全体を通して伝えたいことを語るのに適した形で構成されています。また、同じことを説明するのに人によって違いがあるように、著者によって表現の仕方に違いがあることは言うまでもありません。

 文章には、書き手の個性が出ます。着心地がよいと感じる服が人によって違うように、文章も人によって読みやすいものは異なります。本の選び方は、目次をみたり、最初の部分を読んだりして、自分にしっくりくる1冊を買い求めることです。それを最後まで読み通せばそれで事足りると言えますが、一度読んだだけですぐに書けるようになるわけではないと思います。日常の中で本に書かれていることを実践し、文章を書いたり、読んだりして習熟を図っていくことが大切です。

<筆者おすすめの本>



●文/三宅航太
株式会社アイデム東日本事業本部 データリサーチチーム所属。
大学卒業後、出版社に入社。書店営業部を経て、編集部に異動。書籍の企画・制作・進行・ライティングなど、編集業務全般に従事する。同社を退社後、フリーランス編集者、編集プロダクション勤務を経て、株式会社アイデム入社。同社がWebサイトで発信する人の「採用・定着・戦力化」に関するコンテンツの企画・編集業務を担う。働き方に関するニュースの考察や労働法の解説、取材、企業事例など、さまざまな記事コンテンツを作成している。
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