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伝わる文章の書き方〜報告書からSNSまで〜

第4回「読みやすそうに見せる(2)」

報告書やメール、SNSでの発信など、ビジネスは文章を書く機会にあふれています。さまざまな目的に合わせて、伝わる文章を書くために必要なことを解説します。(2024年7月30日)

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<文章の書き方よろず相談>
Q.文章を書くのが苦手です。文章生成AIを使ったらだめですか?

A.文章生成AIは人間の言葉を理解して、文章を生成しているわけではありません。利用には注意が必要です。

 文章生成AI※は、膨大な学習データをもとに文章を生成します。そのため、既存のものと同じような文章になってしまったり、他者の著作権を侵害してしまったりする可能性があります。また、学習データの中に誤った情報があれば、生成した内容に含まれてしまうことも考えられます。そのため、生成した内容が「正確かどうか?」を確認する必要があります。具体的には「根拠は明確か?」「数値は正しいか?」「断定的な表現があれば、ほかの可能性は考えられないか?」などを確認することです。

※生成AIとは、テキストや動画、画像、音楽などを作成できる人工知能のことで、近年、ビジネスでの活用が進んでいる。文章生成AIは、ビジネス文書やWebコンテンツの作成、問い合わせ対応などに活用されている





 文章生成AIは人間の言葉を理解して、文章を生成しているわけではありません。人間は考えながら文章を書きますが、AIは考えて生成するわけではありません。データの中から、それらしい内容を生成するだけです。書くときの手間を減らしたり、効率を上げたりすることはできると思いますが、生成した内容をそのまま使うことはやめたほうがいいでしょう(目的にもよりますが)。



●文/三宅航太
株式会社アイデム東日本事業本部 データリサーチチーム所属。
大学卒業後、出版社に入社。書店営業部を経て、編集部に異動。書籍の企画・制作・進行・ライティングなど、編集業務全般に従事する。同社を退社後、フリーランス編集者、編集プロダクション勤務を経て、株式会社アイデム入社。同社がWebサイトで発信する人の「採用・定着・戦力化」に関するコンテンツの企画・編集業務を担う。働き方に関するニュースの考察や労働法の解説、取材、企業事例など、さまざまな記事コンテンツを作成している。
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