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成果を生むチームづくり/伊藤じんせい

指示待ち社員にイライラしていませんか?

一人一人が自発的に行動するチームを作るために、リーダーは「何を考え、どう行動すればいいか」を解説します。(2025年4月30日)

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(2)相談や報告を受けたとき、積極的に歓迎すること
 リーダーはメンバーから相談や報告を受けたときは、喜んで受け入れる態度を見せましょう。そうすることで、メンバーは「また話したい」と感じ、自然と話しかけやすい雰囲気が生まれます。

<会話例>
メンバー「少し相談があるのですが…」
リーダー「どうしましたか?」(パソコンの画面から目を離し、部下のほうに身体を向けて笑顔で応じる)

相談が終わったら、リーダーは「早めに相談してくれて助かります」と一言添えることで、メンバーの行動を肯定し、「また話したい」と思わせる雰囲気を生み出せます。





(3)業務以外の会話を意識的に増やすこと
 軽い雑談を定期的に取り入れることで、メンバーが話しやすい雰囲気をつくります。

<雑談例>
「パソコンを買おうと思うんだけど、おすすめはありますか?」「最近、ランチでおいしかったお店はありますか?」など、メンバーが詳しい話題について質問をするのがおすすめです。


【成功事例】心理的安全性で変化したチーム

 私のクライアントである福祉事業所では、社員が「自ら動かない」指示待ち状態が課題でした。しかし、上記の3つの方法をリーダーが実践し、組織の心理的安全性が高まった結果、消極的だった社員が会議で発言するようになりました。ある社員は、自分のアイデアが採用されるとリーダーに立候補し、SNSを活用した採用プロジェクトを主導しました。その結果、半年間採用ゼロだった状況から、1カ月で新人を採用することに成功しました。その社員自身も「初めて自分の意見が通った」「自分にもリーダーが務まるんだ」と自信を持ちました。



●文/伊藤じんせい
チームビルディングコンサルタント。大学卒業後、測量会社勤務、行政書士事務所開業を経て、世界的な経営コンサルタント、ジェームス・スキナー氏のセミナーでチームビルディングのメソッドを学ぶ。現在、スキナー氏が創業した有限会社トゥルーノースのビジネスパートナーとして、コンサルティング活動を行っている。支援実績として、半年間で金属加工会社の売上15%増・利益率10%増、食品卸売会社で売上4.3倍を実現。木工加工会社では下請け依存体質から脱却させ、新事業の売上1,800万円を達成。著書に『自走するチームの作り方』(つた書房)。
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