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【現場に学ぶ】繁盛企業のマネジメント/岡本文宏

人材確保のキーワードは『ファン』、老舗米穀販売店のインターンシップ

著者が実際に見聞きした事例をもとに、人の定着や戦力化などに関する取り組み方法や解決策などをお伝えします。(2025年5月13日)

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 一方、この米穀店の目的は「企業のファン」にすることです。具体的には、『炊飯のプロ養成講座』と題して、米についてのクイズを実施して知識を深めたり、炊飯のやり方を説明したり、食べ比べをしたりして、“米”のことに興味を持つようになるためのカリキュラムを用意しています。インターンシップを終えた後は、“米”のことが大好きになるとともに、企業のファンにもなっています。




よい学生ではなく、自社に合う学生を選ぶ

 
店主いわく、中小企業には「よい学生」ではなく、「(自社に)合う学生」が必要とのこと。インターンシップを通じて、学生はファンになり、企業としてもじっくり「合う学生」を選ぶことができるので、お互いにミスマッチを防ぐことができています。同社の離職率は極めて低い状況が続いています。

 新卒採用やインターンシップと聞くと、大手企業がやっていることと思われがちですが、ご紹介した米穀店を含め、私が研修などで関わるのは中小企業ですが、人材確保に成功しています。取り組む場合は、地元企業と学生をコーディネイトする機関があるので確認してみてください。また、経済産業省がインターンシップに取り組む企業に向けた資料を公開しているのでご参照ください(【経済産業省】インターンシップ推進)。

 採用を通じて、企業のファンを作れば、スタッフのやる気、定着率、売上が同時に高まります。



●文/岡本文宏(おかもと ふみひろ)
メンタルチャージISC研究所株式会社代表取締役、繁盛企業育成コーチ
アパレル店勤務、セブンイレブンFC店経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。中小企業経営者、エリアチェーンオーナー、店長などに向けた小さな組織の人に関する問題解決メソッドや、スタッフを活用して業績アップを実現する『繁盛店づくり』のノウハウを提供している。『仕事のできる人を「辞めさせない」15分マネジメント術』(WAVE出版)、『人材マネジメント一問一答』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『店長の一流、二流、三流』(明日香出版)、『繁盛店のやる気の育て方』(女性モード社)など著書多数。
https://okamotofumihiro.com/
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