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人材育成のツボ

「工程表の作成をお願いします!」で仕事力を測り、高める

アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2025年5月15日)

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 次にBさん、「いま忙しくて、工程表なんて作っている時間がありません」「なぜ私が作成しないといけないのですか、他の方ではダメですか?」と、出来ない理由を並べる方。そして、Cさん、「はい、分かりました」と返答があったものの、数日経過しても作成している様子はありません。そして、いつまで経っても工程表が出てきません。さて、いかがでしょうか。まだ、工程表の内容を確認する前ですが、成果を担保できそうな方は絞られてきませんか?工程表を作成できるか否かの前に、別の課題も見えてきます。





「工程表」は指導のツールになる

 提出された工程表は、作成者の頭の中がはっきりと目に見えてしまいます。頭にないことは、書けないからです。工程表に書き落とされている内容が全てです。もし不足分があるとしたら、そこが指導のポイントです。業務を進める上で必要な行動は何か、一緒に考え、理解できるように教えてあげればよいのです。このように、工程表を作成してもらうだけで、仕事の進め方を指導するポイントも見えてきますから、指導のツールとしても活用をお薦めしています。

 なお、新入社員、経験が浅い方は、工程表を書くことが出来なくても心配ありません。様々な業務を経験して、仕事の全体像が見えるようになれば、工程表は書けるようになります。しかし、ただ単に業務をこなせば良いのではなく、常に何の為の業務なのか、この業務での自分の役割は何なのか、目的とゴール、全体像を意識して経験を積むことが重要です。

 職場の全員が綿密に練られた完成度の高い工程表を作成でき、それを共有しながらお互いの仕事を見えるように進めることができるとしたらどうでしょう。仕事の成果を担保することが、当たり前の文化として浸透している組織、職場であれば、個も組織も仕事力が自ずと高まるはずです。



●文/波多野雅彦(はたの まさひこ)
株式会社アイデム メディアソリューション事業本部 キャリア開発支援チーム/教育・研修企画担当/キャリアコンサルタント(国家資格)
大学卒業後、大手ゼネコンにて国内外建設プロジェクトの施工管理に従事。経営学修士号取得後、経営コンサルティング会社にて経営体質改善・人材育成支援業務に携わる。現在、キャリア開発支援チームにて、教育・研修を通してお客様が目指す会社づくり、人づくりにお役に立てることを目指して日々業務に取り組んでいる。
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