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マナバンク〜学びのヒント〜

コロナ禍で問われる企業のあり方

ビジネスパーソンが抱えるさまざまな課題について、解決やキャリアアップにつながるヒントを学びます。(2020年6月18日)

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 緊急事態宣言が解除され、新型コロナウイルスへの対応は次のフェーズに入りました。宣言期間中、いきつけのコーヒー店は店内営業をやめ、テイクアウトと豆の販売だけになっていました。私はいつも豆しか買わないのですが、店主いわく外出制限の影響で豆の販売は好調だったそうです。店は商店街の中にあるのですが、近隣の飲食店は厳しい状況にあると聞きました。

 

 

 

 

 新型コロナ問題はサービス業や小売業をはじめ、さまざまな事業運営に大きな影響を及ぼしています。どんな事業でも突発的な問題への対応は避けて通れないものですが、今回は過去に類例のない事態と言えます。対処療法のような対応では解決できず、事業そのものを見直さざるを得ないケースも多いのではないでしょうか。

 

 それは言いかえれば、企業のあり方を問うことでもあります。そもそも企業とは何でしょうか。企業は何のために存在しているのでしょうか。経営学者のP.F.ドラッカー氏はこんなことを言っています。

 

 

 事業体とは何かを問われると、たいていの企業人は利益を得るための組織と答える。たいていの経済学者も同じように答える。この答えは間違いなだけではない。的外れである。

 

 利益が重要でないということではない。利益は企業や事業の目的ではなく条件なのである。また、利益は事業における意思決定の理由や原因や根拠ではなく、妥当性の尺度なのである。

【引用元】『現代の経営』(P.F.ドラッカー/ダイヤモンド社)

 

 

 ドラッカー氏は、会社は利益を得るためにあるのではないと言います。しかし、利益は重要ではないと言っているわけではありません。なぜなら、利益が出なければ企業は活動できないからです。氏は、利益を得ることは会社が存続するための条件だと言っています。

 戦後有数の名経営者として知られるヤマト運輸の2代目社長、小倉昌男氏は自著『小倉昌男 経営学』(日経BP社)の中で、企業の目的について、こう述べています。

 

 

 企業の目的は営利であり、利益が出ている会社が良い会社であり、儲からない赤字の会社は、いくら良い商品を作り、優れたサービスを提供しても、良くない会社だ、という考え方の人もいると思う。要するに企業の存在価値は利潤を生み出すことにある、と割り切るわけだが、はたしてそれが正しい考えなのであろうか。

 

 私はそうは思わない。企業の目的は、永続することだと思うのである。永続するためには、利益が出ていなければならない。つまり利益は、手段であり、また企業活動の結果である。企業は様々なサービスで住民の生活を支えている。企業は社会的な存在である。土地や機械といった資本を有効に稼働させ、財やサービスを地域社会に提供して、国民の生活を保持する役目を担っている。さらに雇用の機会を地域に与えることによって、住民の生活を支えている。企業は永続的に活動を続けることが必要であり、そのために利益を必要としているのである。
【引用元】『小倉昌男 経営学』(小倉昌男/日経BP社)

 

 

 小倉氏は、企業の目的は永続することであると言っています。利益は企業が活動を続けるために必要なもので、企業は資本を有効に稼働させ、財やサービスを地域社会に提供します。そして雇用の機会を地域に与えることで、人々の生活を支える役割を担います。そのため、永続することが目的になるのだと思います。永続しなければ、人々を支えられないからです。

 

 

>>>次ページにつづく

 

 


 

 

●文/三宅航太
大学卒業後、出版社、編集プロダクション勤務を経て、2004年、株式会社アイデム入社。データリサーチチーム所属。同社がWebサイトで発信する「人の戦力化」に関するコンテンツの企画・編集業務に従事する。さまざまな記事の作成や数多くの企業を取材。

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