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社内コミュニケーションは、人の定着や生産性向上の土台となるものです。コミュニケーションの醸成や活性化させるための考え方や手法について解説します。(2020年9月24日)
「褒めて育てよう」というフレーズをよく聞きます。確かに、人は褒められるとモチベーションも上がるので、褒めて育てるのはいい方法だと思います。リモートワークを導入している企業も増えており、褒めることでコミュニケーション不足を補っていきたいところです。
しかし、褒めるのはいいことですが、むやみに褒めればいいわけではありません。時に褒めたことが逆効果になり、部下との信頼関係を壊してしまう危険性もあります。今回は、できるリーダーが押さえている褒め方のポイントをご紹介していきます。
具体的事実を褒める
私が研修やセミナーなどを通して管理職の方々からよく聞く悩みの1つに、「褒めるとおだてているように思われてしまう」というものがあります。「褒める」と「おだてる」の違いは、具体的事実あるいは根拠があるかないか、です。
逆を言えば、事実や根拠がないと、褒めたつもりでも伝わらず、部下に「おだてている」と思われてしまう可能性があるということです。例えば、部下が提出してきた企画書を「素晴らしいね」と褒めるのではなく、「この企画書のチャート図、分かりやすいね」と褒める。これなら事実なので、おだてにはなりません。
主語を「私」で伝える
褒めるのが苦手なリーダーにおすすめしたいのが、Iメッセージです。Iメッセージとは「私」を主語にした言い方で、自分の気持ちや感じたことを伝えるというものです。「いつも迅速に対応してくれて助かるよ」「○○さんのプレゼンって、分かりやすいなと思う」などがそうです。
Iメッセージなら、相手が「そんなことないですよ」と謙遜してきたり、いぶかしがっても、「いや私はそう思ったよ」と切り返すことができます。褒めるのが苦手な方も、このやり方でだいぶ解決できるかと思います。
一方、Iメッセージと対照的な褒め方で、YOUメッセージという方法があります。これは、YOU(相手)を主語にしたメッセージです。「キミは仕事が早いね」「○○さんのプレゼンって分かりやすいね」という褒め方がYOUメッセージです。
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●文/吉田幸弘(よしだ ゆきひろ)
コミュニケーションデザイナー・人財育成コンサルタント・上司向けコーチ。
経営者・中間管理職の方向けに人材育成、チームビルディング、売上げ改善の方法をコーチングの手法を使ってコンサルティング活動を行なっている。16年間のBtoB営業で2万人への対面プレゼン経験および11年間の管理職経験で累計100人の部下を育成した経験をもとに「営業力アップセミナー」「褒め方・叱り方・伝え方をベースにしたコミュニケーションセミナー」「モチベーションアップセミナー」も開催。著書に『仕事が早く終わる人、終わらない人の習慣』(あさ出版)、『部下に9割任せる!』(フォレスト出版)、『リーダーの「やってはいけない」』(PHP研究所)など多数。
http://yukihiro-yoshida.com/
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