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社員の自律的なキャリア形成の支援に取り組む企業が増えています。実際に取り組むときのやり方について、事例を交えて解説します。(2022年5月10日)
企業にとって人に関する悩みは尽きません。
例えば、
・優秀な若手が1〜2年で辞めないようにするには、どう指導したらよいのか?
・シニア社員がやる気を損なわず、長く働いてもらうために何をすべきか?
・育児や介護と両立しながら、女性にはもっと活躍してもらいたい
など、さまざまな課題があります。経営者や人事担当者、あるいは現場で人を指導し、育てる立場にあるリーダーの方はウィズコロナ、そして今後のポストコロナ時代を見据え、会社の業績回復や拡大のために優秀な人材の確保や育成の大切さを、あらためて感じているのではないでしょうか。

一方で、働く人の意識は変化しつつあります。コロナ感染予防の観点から、近年、働くスタイルが大きく変わったことで、多くの人が新しい能力やスキルを身につける必要性を感じたに違いないからです。
こうした時代背景の中、会社が「社員の一人ひとりのキャリアをどう支援していくか」が課題となっています。この連載では、企業が社員のキャリア支援を行う背景や意義、具体的な支援の仕組みなど、自社で実践する際の考え方や手順のヒントを、事例を交えてお伝えしていきます。
自分で考え、自ら動ける自律した社員
コロナ禍により、ビジネス環境が激変した今、企業にはこれまで以上に変化に柔軟に対応できる力が求められています。人材も同じです。変化が大きい時代に必要なのは、変化への対応力を持った人材です。すでに出来上がったマニュアルどおりに動くのではなく、「自分で考え、自ら動ける社員」の育成が急務なのです。
企業が、積極的に社員の「キャリア支援」を行い「自分で考え、自ら動ける自律した社員」を育成するメリットは2つあります。
まず1つは、優秀な人材が定着しやすくなるということです。新しい経験やスキルの獲得など、日頃より自分のキャリアを考えている人にとってキャリア支援を行っている会社は魅力的です。成長したいという意欲にあふれた優秀な人材が集まってきます。
2つ目は、組織が活性化するということです。会社や上司からの「指示待ち」ではなく、「自律した社員」が増えれば、組織としてもさまざまな変化に臨機応変に対応できるようになるからです。
このように社員の「キャリア支援」は、会社が持続的に成長していくために欠かせない流れになると考えられているのです。
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●文/�盒恐軾�(たかはし まさみ)
株式会社ココティアコンサルティング代表
大学卒業後、大手化学メーカー、外資系製薬会社勤務を経て、2013年にカウンセリングルームを開設し、心理カウンセラーとして独立。2017年、組織で働く人たちが心身共に健康で、イキイキと働ける職場づくりをサポートする株式会社ココティアコンサルティングを設立。所有資格は公認心理師、キャリアコンサルタント(以上、国家資格)、臨床心理士(公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会認定)など。
https://cocotia.co.jp/
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