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職場や家庭など、日常のさまざまなシーンで起こるメンタルの不調やストレスへの対処を解説します。(2022年7月12日)
モチベーションが低下し疑心暗鬼に? リモートワークで生じがちなデメリット
コロナ禍以降リモートワークが定着し、職種によっては業務のほとんどを在宅勤務で行っている企業もあります。リモートワークはマイペースに仕事ができるというメリットがある一方、意思疎通が図りにくいというデメリットもあります。そもそも顔を合わせて話す機会が極端に少ないため、疑問をその場その場で確認するという細かい調整を行いにくいのです。
そのため、どうしても1人だけの判断で仕事を進めていくことが増えてしまい、思わぬミスにつながってしまうことも…。そのミスをリモートワーク中に指摘されると、「自分はもう必要のない人と思われているのかな」などと極端に悪くとらえ、落ち込んでしまう人もいます。特に業務経験の浅い人、若い世代の人には、この悪循環にはまって疑心暗鬼になっている人が少なくないと聞きます。
このように、リモートワークでは意思の疎通が図りにくいことから、業務の進行にもモチベーションにも影響が生じやすく、ストレスを抱えやすいという側面があるのです。
画面オフや無表情なオンライン会議…会話が深まらず、信頼関係も薄れがちに
また、リモートワークのもう1つのデメリットに、信頼関係が深まりにくいということがあります。
例えばオンライン会議では、通信状況の都合から画面をオフで参加している人も多いでしょう。仕方のないことですが、画面オフでは相手の表情を確認できず、話す側は「意図が伝わっているだろうか」と心配になってしまうものです。また画面オンであっても、無表情で画面を見つめている人は多く、「画面越しの能面のような顔に向かって話すのはつらい」と感じる人も多いもの。このような思いから、ストレスをためている人は少なくないと聞きます。
本来、人と人は丁寧に会話を重ねることで、信頼関係をつくっていくものです。こうして築かれた信頼関係が、業務の遂行をスムーズにしてくれます。しかしコロナ禍以降、上記のような事情から信頼関係が失われつつあるとしたら、とても残念なことではないでしょうか。
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●文/大美賀直子(おおみか なおこ)
メンタルケア・コンサルタント、公認心理師・産業カウンセラー
大学卒業後、出版社やIT関連企業などで編集職に携わった後、独立。心理学を学び、メンタルヘルスに関するさまざまな資格を取得。インターネットやテレビ、ラジオ、新聞、雑誌など、多様なメディアでメンタルヘルスやコミュニケーションに関する情報発信を行う。働く人の心の健康に関する造詣が深く、産業分野でのカウンセラー、研修講師として十数年の実績をもつ。所有資格は公認心理師、精神保健福祉士(以上、国家資格)、産業カウンセラー。著書に『大人になっても思春期な女子たち』(青春出版社)、『働く私の「自分時間」』(明日香出版社)、『どうして会社に行くのが嫌なのか』(アスキー新書)など多数。
https://www.mentalcare555.com/
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