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社員の自律的なキャリア形成の支援に取り組む企業が増えています。実際に取り組むときのやり方について、事例を交えて解説します。(2022年9月6日)
前回は、成長意欲の高い社員が利用できる社内制度についてお伝えしましたが、全ての社員が「キャリアに関して明確な希望」を持っているわけではありません。自分には「どんなキャリアの段階や選択があるのか」が分からず、はっきりとした目標を持てない方は少なくないのではないかと思います。
社員一人ひとりが定期的に自分のキャリアプランを考え、見直すためにお勧めなのが、管理職が半年に1回程度、部下とのキャリアに関する面談を実践することです。
キャリア面談では、部下に「現在の仕事にどう向き合っているか?」「どんな悩みを持っているのか?」「将来どんなことに挑戦してみたいと思っているのか?」をたずねます。そして、今後すべきことを確認します。

キャリア面談を行う3つのメリット
キャリア面談を定期的に実施するメリットは3つあげられます。
1つ目は、一人ひとりが定期的に自分のキャリアについて考える機会になるので、「将来のなりたい姿」を思い出すことができることです。自分のキャリアの棚卸しをしっかり行っていれば、「自分の強み」を再認識することもできます。強みを認識することで、自分への自信にもつながるので、日々の仕事に対してもモチベーションがアップするのです。
2つ目は、今後のキャリアについて疑問に感じたり、これまでとは違った興味や関心を持ったとき、それを上司に相談できるということです。例えば、「英語を使ったプレゼンができるようにならなければと感じた」、「今は営業職だが、マーケティングや企画の方に興味を感じるようになった。3年後にはチャレンジしてみたい」など、新たに獲得すべきスキルや知識、そして興味関心を上司と共有することができます。その上で今後、すべきこと、チャレンジすべきことが明確になり、モチベーションアップにつながるのです。
3つ目は、変化への対応です。現状の仕事にやりがいを感じている人でも、5年後、10年後には求められる役割が変わる可能性があります。例えば、「5年後には今の仕事で管理職になってもらいたい」と期待されるかもしれません。あるいは、後進に役職を譲り、新たな役割を求められる場合もあるでしょう。将来を見据えたキャリアを定期的に考えることで、より前向きに今後のキャリアを捉えられるようになるのです。
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●文/�盒恐軾�(たかはし まさみ)
株式会社ココティアコンサルティング代表
大学卒業後、大手化学メーカー、外資系製薬会社勤務を経て、2013年にカウンセリングルームを開設し、心理カウンセラーとして独立。2017年、組織で働く人たちが心身共に健康で、イキイキと働ける職場づくりをサポートする株式会社ココティアコンサルティングを設立。所有資格は公認心理師、キャリアコンサルタント(以上、国家資格)、臨床心理士(公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会認定)など。
https://cocotia.co.jp/
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