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働くヒトのメンタルケア/大美賀直子

燃えつき症候群の3大サイン

職場や家庭など、日常のさまざまなシーンで起こるメンタルの不調やストレスへの対処を解説します。(2022年11月10日)

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燃えつき症候群とは? 3大サインをチェックしよう

 

 とても仕事熱心で、いきいきと日々の仕事に取り組んでいた人。探求心が旺盛で、時を忘れて仕事に没頭していた人。このように、以前はとても精力的に働いていたのに、急に仕事のことなどどうでもよくなってやる気を失ってしまう場合、「燃えつき症候群」の可能性が考えられるかもしれません。

 

 

 

 

 燃えつき症候群とは、情熱の炎が燃えつきてしまったかのように元気を失い、意欲がなえてしまう状態です。たとえ仕事を生きがいに感じていた人でも、限界を超えるまで頑張りすぎてしまうと、気づかぬうちに燃えつきてしまうことがあります。

 

 次の3つの変化に気づいた場合、燃えつき症候群に近づいている可能性があります。これらは、燃えつき症候群に特徴的な3大サインと言われています。

 

(1)情緒的消耗感
疲れすぎてしまって、心がすり減っていると感じる。見るもの聞くものに心が動かされなくなり、「どうでもいい」と感じてしまう。

 

(2)脱人格化
他人の心情を思いやる気持ちがなくなってしまい、事務的に、機械的に接してしまうようになった。

 

(3)個人的達成感の低下
仕事で一区切りついたときや新しい課題に挑戦できたとき、以前なら湧いていたような達成感を感じられなくなっている。

 

 上記の3大サインに心あたりがあり、「燃えつき症候群に近づいているのかもしれない」と感じたときには、自分自身をいたわって、仕事と休養のバランスを調整していくことがとても大切です。

 

 

根性論だけでは前進できない!「緊張と弛緩」のメリハリが重要

 

 同じ仕事に対して、数年前なら1日中取り組んでいても飽きなかったし、新しい課題を与えられるほど「やるぞ!」という闘志が燃えていた。どんなにヘトヘトで帰宅しても、一晩寝れば疲労はすんなり回復していし、疲れをひきずることなんてなかった。

 

 そうした人でも、年齢を重ねるごとに体力が変化し、仕事でもプライベートでも責任が増えていくことで、疲れやすくなってしまうこともあります。疲れをひきずるなかで以前と変わらないペースで忙しい仕事を続けていると、それだけで燃えつきやすくなってしまいます。

 

 

>>>次ページにつづく

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につづく

 


●文/大美賀直子(おおみか なおこ)
メンタルケア・コンサルタント、公認心理師・産業カウンセラー
大学卒業後、出版社やIT関連企業などで編集職に携わった後、独立。心理学を学び、メンタルヘルスに関するさまざまな資格を取得。インターネットやテレビ、ラジオ、新聞、雑誌など、多様なメディアでメンタルヘルスやコミュニケーションに関する情報発信を行う。働く人の心の健康に関する造詣が深く、産業分野でのカウンセラー、研修講師として十数年の実績をもつ。所有資格は公認心理師、精神保健福祉士(以上、国家資格)、産業カウンセラー。著書に『大人になっても思春期な女子たち』(青春出版社)、『働く私の「自分時間」』(明日香出版社)、『どうして会社に行くのが嫌なのか』(アスキー新書)など多数。
https://www.mentalcare555.com/

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