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管理職は、さまざまなストレスにさらされています。ストレスへの正しい理解とその対処法について、事例を用いて解説します。(2022年11月29日)
【事例】職場でも家でもイライラ/IT業界・40代管理職Bさん
小学生の娘を育てながら、IT業界で働くBさん。チームリーダーとしてチームをまとめるのにエネルギーを消耗している。締め切りが迫る仕事を抱え、余裕がないため、ついついイライラすることが多く、リーダーとして失格と感じることも。家でも、言うことを聞かない娘を叱りつけてしまうこともあるが、本当は子供が大好きで、娘と過ごす時間は気持ちを穏やかに過ごしたい。でも、イライラを上手に解消することが難しく、できない自分にも腹が立っている。

<セルフ・ストレスケアのポイント>
イライラや怒りはため込んではいけない
イライラや怒りの感情をあらわにしたことで、人間関係に大きな影響が出ることがあるのは事実です。ですが、怒りやイライラは「感じてはいけない感情」だと思わないようにしましょう。なぜなら、人間にとっては必要な感情だからです。
また、怒りやイライラは溜め込んでしまうと、いつかどこかで爆発することもあります。だからこそ、上手に扱う必要があるのです。
原因を考えてみる
まず「怒り」の感情を理解することから始めましょう。「なぜ今、自分は怒りを感じているのだろう?」と考えてみるのです。例えば、以下のような理由が考えられるでしょうか。
・締め切りが迫っている仕事の進み具合が遅れている
・忙しくて睡眠時間が削られている
・心に余裕がなく、娘のダメなところばかり気になってしまう
このように怒りやイライラの理由を探っていくと、原因が「他者」や「ものごと」や「出来事」に対して「自分がどう感じているのか?」ということにあることが見えてきます。つまり、原因は「自分にある」ことに気づくことが多いものです。
「仕事が遅れている」「睡眠時間が少ない」「心の余裕がない」のであれば、それらを解決するために「自分には何ができるか?」という視点にシフトすれば良いのです。
例えば、ある特定のチームメンバーの仕事が遅れていることにイライラを感じるのであれば、叱りつけるのではなく、そのメンバーに問題点を指摘します。すると、挽回するためにできることを話し合ったり、リーダーとしてサポートしていくなど、具体的に行動できるようになります。
怒りやイライラの感情に翻弄されずに、解決するための行動をすることで、少し冷静になれるのではないでしょうか。
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●文/�盒恐軾�(たかはし まさみ)
株式会社ココティアコンサルティング代表
大学卒業後、大手化学メーカー、外資系製薬会社勤務を経て、2013年にカウンセリングルームを開設し、心理カウンセラーとして独立。2017年、組織で働く人たちが心身共に健康で、イキイキと働ける職場づくりをサポートする株式会社ココティアコンサルティングを設立。所有資格は公認心理師、キャリアコンサルタント(以上、国家資格)、臨床心理士(公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会認定)など。
https://cocotia.co.jp/
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