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データでわかる採用と定着

採用する人の「質」を高めるには?

求職者の転職活動や新入社員の意識調査など、当社が行ったアンケート調査や公的機関の統計データから、採用活動のポイントや定着のヒントなどを考察します。(2022年12月22日公開)

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求人情報に何を載せているか?

 

 求職者の多くは、インターネットで仕事を探しています。Webサイトでの求人は多くの情報が盛り込まれているので、応募を考えている企業を深く知ることができます。裏を返せば、Webサイトの求人情報が充実していない企業は、求職者から誤解を受ける可能性があります。載せていない情報をネガティブに捉えられ、自社よりも情報が充実している企業に応募されてしまうかもしれません。

 

 

 

 

 企業はWebサイトに、どんな求人情報を載せているのでしょうか。正社員の中途採用を行っている企業に聞いた調査から、Webサイトに載せる求人情報について考えてみたいと思います。

 

 図1は、自社のWebサイトがあり、求人情報(外部の求人サイトへのリンクも含む)を掲載している企業に「どんな情報を載せているか?」を聞いたものです。最多は「職種(仕事内容)」で、次いで「勤務地」「給与額」「福利厚生や手当の有無・詳細」「年間休日数」となっています。求人情報として必要不可欠なものが上位に並び、次いで待遇や働く環境に関するものが続いています。

 

 

■図1:自社サイトの「採用情報」に載せている項目(複数回答)

(出典:2021中途採用正社員の採用活動に関する調査)

 

 

 

採用に「満足している企業」は求人情報が充実

 

 図2は、採用した人の質に対する満足度と、Webサイトに載せている求人情報の関係をグラフにしたものです。上位の情報は「満足している企業」も「不満のある企業」も拮抗していますが、下位になると差が出ています。
全体的に見ると、採用に「満足している企業」は「不満のある企業」よりも、情報が充実しているケースが多いことが読み取れます。

 

 

■図2:採用の質〜満足企業と不満企業の比較〜

(出典:2021中途採用正社員の採用活動に関する調査)

 

 

 図3は、図2で示した「満足している企業」と「不満のある企業」がWebサイトに載せている求人情報で、回答割合の差が大きい順に並べたものです。ポイント差が最も大きいのは「求める人物像(志向性、スキルなど)」で、次いで「業績(売上高など)」「研修制度や人材育成に関する情報」となっています。これらの情報を、採用に「満足している企業」は「不満のある企業」よりも、Webサイトに載せるケースが多いことになります。

 

 

■図3:求人情報に載せている項目〜満足企業と不満企業の回答割合の差〜

(出典:2021中途採用正社員の採用活動に関する調査)

 

 

>>>次ページにつづく


●文/三宅航太
2004年、株式会社アイデム入社。東日本事業本部データリサーチチーム所属。同社がWebサイトで発信する「人の戦力化」に関するコンテンツの企画・編集業務に従事する。さまざまな記事の作成や数多くの企業を取材。

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