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できる人が辞めない職場づくり/岡本文宏

第12回 辞めない職場のカギは「共感」と「社会貢献」

どんなに優秀な人を採用しても、すぐに辞められてしまったら意味がありません。定着率は働きやすさを測る指標であり、会社の生産性を左右します。(2023年3月14日)

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 人材の定着率とやる気が高い職場は、会社(店)の「方針」「商品」「人(経営者・上司)」に共感を抱くスタッフがそろっています。共感を抱くと、人は相手のことを大切にします。そして、協力的になり、応援したくなるので、企業の存在や商品を周りに広めようともしてくれます。

 共感を抱いている人がスタッフになると、もともと会社(店)に対するロイヤルティーが高く、「ここで働きたい」と思っているので、こちらが意図したように育ちますし、行動してくれます。また、定着率も高くなります。マネジメントや人材教育が圧倒的にやりやすいということです。営業面でも、顧客へ親身になって対応することになるので、ファンが増えて売上アップに貢献してくれます。





 共感を抱いてもらうには、企業のミッション、ビジョンを明確に提示することが大切であると以前から言われています。ミッションとは企業が成し遂げたいことであり、使命と言い換えることができます。ビジョンとは、企業が目指すべき未来、ゴールのことです。それに加えてここ数年、「パーパス」が必要であると見聞きする機会が増えました。


パーパスを導入して共感を得る

 パーパスとは「自社は何のために存在するのか?(存在意義)」、「スタッフとしてなぜ自分は働いているのか?(働く意味)」の質問に対する答えです。

 これまでは大多数の企業が、自社の成長や直接・間接的な利害関係を有するステークホルダーへの利益還元を目標や使命にして企業経営を行ってきました。
 でも、これからの時代に世の中の消費や労働人口の中核をなすことになる、ミレニアル世代(1981年〜1996年生まれ)やZ世代(1996年〜2015年生まれ)と呼ばれる若い層は、自分たちの利益と同じくらい、場合によれば、それ以上に社会全体がより良い方向に向かうこと(社会貢献)に注目しています。1つの企業や個人だけが得をする世界は望んでいない人が多いのです。

 若い世代に共感を得るには、パーパスの中で「社会でどのように役立つ存在であるのか」について、伝えていくことが欠かせません。
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につづく


●文/岡本文宏(おかもと ふみひろ)
メンタルチャージISC研究所株式会社代表取締役、繁盛企業育成コーチ
アパレル店勤務、セブンイレブンFC店経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。中小企業経営者、エリアチェーンオーナー、店長などに向けた小さな組織の人に関する問題解決メソッドや、スタッフを活用して業績アップを実現する『繁盛店づくり』のノウハウを提供している。『人材マネジメント一問一答』(商業界)、『店長の一流、二流、三流』(明日香出版)、『繁盛店のやる気の育て方』(女性モード社)など著書多数。
https://okamotofumihiro.com/
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