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【1分で読める】仕事に活かす色彩心理学(武田みはる)

争いを避ける色

営業や接客、商談、面接など、さまざまなビジネスシーンに活用できる色に関する知識や考え方を解説します。(2026年9月8日)

 職場では仕事の進め方や価値観の違いから、つい相手にイライラしてしまうことがあります。それが行き過ぎると攻撃的になり、職場の空気が悪くなることも。そんなときに取り入れたいのが「ピンク」です。ピンクには「優しさ」「甘え上手」という色彩心理があり、受容をイメージさせる色です。自分と異なる意見や価値観を受け入れ、相手に柔らかな印象を与えます。





 1970年代、アメリカ・シアトルの海軍矯正施設(刑務所)で囚人のケンカや争いが絶えませんでした。そこで施設の天井や壁をピンクに染めたところ、150日間にわたって喧嘩がなくなったという実験結果があります。ピンクの前では攻撃性を控えてしまうという心理効果を狙ったものです。そのピンクのことを、実験に関わった海軍将校の名前にちなんで「ベイカー・ミラー・ピンク」と呼ぶそうです。

 職場の雰囲気改善には、デスク周りに淡いピンクの小物をそろえると柔らかな印象づくりにつながるでしょう。得意先に難しいお願いをするときにも、ごく淡いピンクのシャツを取り入れることをおすすめします。



●文/武田みはる(たけだ みはる)
Kotonoha代表、カラービジネスコンサルタント
一般社団法人日本カラリスト協会認定講師・色彩診断士、1級パーソナルカラリスト、東京商工会議所1級カラーコーディネーター「ファッション色彩」、一般社団法人カラータイプ協会1級認定インストラクター。アパレル業界で販売・店舗運営を25年以上経験。紳士服ブランドの店長時代、パーソナルカラーを使ったコーディネイトアドバイスを行い、5年連続売上110%を達成。2017年、「色で人生をより豊かにする」をコンセプトに独立。これまで培ってきた色彩に関する知識や経験をもとに、企業の生産性向上や組織内のコミュニケーション活性化の支援などを行っている。全国の商業施設や金融機関でのスタッフ・社員研修は年間100件超。著書に『なぜ色を変えるだけで、ビジネスも人間関係もうまくいくのか?』(セルバ出版)。

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