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新卒採用のゲンバ

3つの観点から今年の新卒採用を考える

新卒採用をテーマに市場動向や学生の意識、企業の取り組みなどについて解説します。

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 3月1日に2016年度の新卒採用に関する企業の広報活動が解禁され、就職活動がスタートしました。今年度の新卒採用の動向について、3つの観点から考えていきたいと思います。


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 2016年度の新卒採用活動は昨年出された経団連の「採用選考に関する指針」により、スケジュールが大幅に後ろ倒しになりました。後ろ倒しは「学生が学業に専念できるように」という政府の意向を受けたものです。

 しかし、解禁で明らかになったのは、皮肉にも採用活動のさらなる早期化でした。その要因の1つが「インターンシップ」(就業体験)です。従来に比べて活動期間が短縮されるため、インターンシップを通じて学生との接触を図る企業が増えたのです。当社が行った企業調査によると、インターンシップの位置づけ(複数回答)は「選考の一環」が最多で41.9%、次いで「学生への自社の認知や応募者増加のための広報活動」が35.0%でした(2015年度の新卒採用に関する企業調査【2014年10月1日状況】)。


  「採用選考の指針」では8月1日が選考解禁となっていますが、その時期には、早くも2017年度に向けての採用活動がスタートすると見られています。夏は学校が長期の休みに入っているため、インターンシップを実施しやすいからです。




逆求人に向いている企業

 逆求人という言葉をご存知でしょうか。企業が求人広告を出して学生を集めるという従来の採用募集とは逆に、学生が自らをアピールして、企業からのアプローチを待つ就職活動のことをいいます。
 近年、逆求人をコンセプトにしたイベントやWEBサービスは増えており、知名度は低いけれど採用意欲の高い中小企業や、人気企業にこだわらず広い選択肢から就職先を選ぼうとする学生とのマッチングに効果を上げているといわれます。

 学生は知名度の高い企業に応募しがちです。毎年、新卒予定者に聞いた人気企業ランキングの上位には、一般消費者をサービスの対象とするB to C(Business to Consumer)企業が並んでいます。社会人として働いた経験がない学生にとって、仕事をイメージしやすく、なじみのあるB to C企業の志望度が高いことは想像に難くありません。就職活動において、企業(法人)を顧客としたB to B(Business to Business)企業は不利です。大手企業のように、マス広告を打てない中小企業についても同じことが言えます。


 採用活動を始めるにあたり、まずは学生に自社を知ってもらうことが大切です。企業説明会で登壇者の印象がよいと、学生の志望動機が上がるという傾向があります。




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●株式会社アイデム

文/三宅航太(人と仕事研究所)
監修/相良忠義(JOBRASS & Smart ディヴィジョン・キャリアコンサルタント)
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