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誰に対しても応用できる仕事の教え方について、わかりやすく解説します。教え方を学ぶことは、人材育成や定着の施策を考える上でも有効です。
前回述べた教える側と教わる側の相互理解は、わかりやすい教え方の土台です。次の段階は教える相手からの信頼を得ることで、さらに教えやすくなります。今回は、教え上手の具体的行動の2つ目、「関係構築」についてお伝えしていきます。
関係構築には、2つの側面があります。1つは、教える側と教わる側の「1対1」の関係。もう1つは、教える側と教わる側の「1対多」の関係です。
共通点があると親近感が増す
1対1の関係を築くには、お互いの信頼が必要です。信頼の要素には3つあります。それは、共通点・姿勢・能力です。
まず、共通点があることで、お互いに親近感が生まれます。ですから、世間話をするときには「この人と自分の共通点は何かな?」と、趣味や好きな食べ物など、なんでもよいので相手との共通点を探してみてください。共通点が見つかったとたん、話が弾んだ経験が皆さんにもあるのではないでしょうか。
役者時代、私は自分の劇団ではない劇団に呼ばれて、お芝居に参加することがありました(客演といいます)。そういうとき、稽古後に飲みに行くことが多かったのですが、今思えば「共通点探し」をして、お互いの信頼関係を築こうとしていたのだと思います。
相手にしっかり向き合う
2つ目の姿勢ですが、教わる側は「私に真剣に教える気があるのか」と、内心不安に感じています。ですから、教える相手にしっかりと向き合うことが肝心です。そして3つ目の能力ですが、仕事を教える側である皆さんなら、教わる側よりも知識や経験はあると思いますので、その点については心配ありませんね。
周囲の人たちを巻き込む
ここまで、1対1の関係を築くために必要なことをお伝えしました。次に、関係構築のもう1つの側面である「1対多」の関係を見ていきましょう。
教える立場の皆さんは、業務との両立に苦労すると思います。忙しい中、自分1人で教えることを抱え込むのではなく、周囲の人たちを巻き込んで教えることが必要です。周囲の力を借りるのも、われわれの能力です。
では、周囲の協力を得るためにはどうすればよいのでしょうか。皆さんの周りにいる人たちを思い浮かべてみてください。自部署の人たちはもちろん、他部署の人や協力会社、もしかしたらお客さまの顔が浮かぶ人もいるかもしれません。
皆さんに提案したいのは、思い浮かべた人たちを「マップ(地図)化」することです。次回は、このマップについてお伝えしていきます。
皆さんの周りにはどんな人がいますか?
●文/林 博之(はやし ひろゆき)
ラーンフォレスト代表。俳優活動、ビルメンテナンス会社勤務を経て、行政書士の資格を取得。中小企業のサポートを行いながら、さまざまな研修を実施。認定SPトランプファシリテーター。
http://learn-forest.com/
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