「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!

「経営者やパート従業員の意識」等について、さまざまなデータを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

アイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

わかりやすい仕事の教え方

第4回「相手と信頼関係を築く」

誰に対しても応用できる仕事の教え方について、わかりやすく解説します。教え方を学ぶことは、人材育成や定着の施策を考える上でも有効です。

 前回述べた教える側と教わる側の相互理解は、わかりやすい教え方の土台です。次の段階は教える相手からの信頼を得ることで、さらに教えやすくなります。今回は、教え上手の具体的行動の2つ目、「関係構築」についてお伝えしていきます。

 

 関係構築には、2つの側面があります。1つは、教える側と教わる側の「1対1」の関係。もう1つは、教える側と教わる側の「1対多」の関係です。

 

 


共通点があると親近感が増す

 

 

 1対1の関係を築くには、お互いの信頼が必要です。信頼の要素には3つあります。それは、共通点・姿勢・能力です。


 まず、共通点があることで、お互いに親近感が生まれます。ですから、世間話をするときには「この人と自分の共通点は何かな?」と、趣味や好きな食べ物など、なんでもよいので相手との共通点を探してみてください。共通点が見つかったとたん、話が弾んだ経験が皆さんにもあるのではないでしょうか。 


 役者時代、私は自分の劇団ではない劇団に呼ばれて、お芝居に参加することがありました(客演といいます)。そういうとき、稽古後に飲みに行くことが多かったのですが、今思えば「共通点探し」をして、お互いの信頼関係を築こうとしていたのだと思います。 

 

 


相手にしっかり向き合う


 2つ目の姿勢ですが、教わる側は「私に真剣に教える気があるのか」と、内心不安に感じています。ですから、教える相手にしっかりと向き合うことが肝心です。そして3つ目の能力ですが、仕事を教える側である皆さんなら、教わる側よりも知識や経験はあると思いますので、その点については心配ありませんね。 

 

 


周囲の人たちを巻き込む


 ここまで、1対1の関係を築くために必要なことをお伝えしました。次に、関係構築のもう1つの側面である「1対多」の関係を見ていきましょう。


 教える立場の皆さんは、業務との両立に苦労すると思います。忙しい中、自分1人で教えることを抱え込むのではなく、周囲の人たちを巻き込んで教えることが必要です。周囲の力を借りるのも、われわれの能力です。


 では、周囲の協力を得るためにはどうすればよいのでしょうか。皆さんの周りにいる人たちを思い浮かべてみてください。自部署の人たちはもちろん、他部署の人や協力会社、もしかしたらお客さまの顔が浮かぶ人もいるかもしれません。


 皆さんに提案したいのは、思い浮かべた人たちを「マップ(地図)化」することです。次回は、このマップについてお伝えしていきます。

 

 皆さんの周りにはどんな人がいますか?

 

 


 

 

●文/林 博之(はやし ひろゆき)
ラーンフォレスト代表。俳優活動、ビルメンテナンス会社勤務を経て、行政書士の資格を取得。中小企業のサポートを行いながら、さまざまな研修を実施。認定SPトランプファシリテーター。
http://learn-forest.com/

この記事のキーワード

クリックすることで関連する記事・データを一覧で表示することができます。

一覧ページへ戻る

2ページ目以降をご覧になるには、会員ログインが必要です。
会員登録(無料)がお済みでない方はこちら

会員登録(無料)はこちら

その他のコラム記事を見る

人気記事ランキング

マンガ・ワーママ人事課長キノコさん

[第78回 正社員の給料20万円でも最賃割れ!?最低賃金は月給でも確認が必要]
難しい労働関連の法律や、雇用や働き方に関する社会の動きなどを、親しみやすいマンガで分かりやすく解説します。

シゴトの風景

[第130回「職場の平均年齢は60代後半!?」]
働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。

伝わる文章の書き方〜報告書からSNSまで〜

[第6回「わかりやすい表現にするテクニック」]
報告書やメール、SNSでの発信など、ビジネスは文章を書く機会にあふれています。さまざまな目的に合わせて、伝わる文章を書くために必要なことを解説します。
注目のコンテンツ

人と仕事研究所Facebook