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誰に対しても応用できる仕事の教え方について、わかりやすく解説します。教え方を学ぶことは、人材育成や定着の施策を考える上でも有効です。
職場全体で教える
前回、部下に仕事を教え、「○年後にはこうなってほしい」「〇カ月後にはこの仕事ができるようになってほしい」という育成ゴールを設定してください、とお伝えしました。「Attitude(態度・姿勢)・Skill(技術)・Knowledge(知識)」の3点を設定し、できるだけ多くの職場メンバーと合意を図ることをお勧めします。
ただ、中には「○○さんの育成はお前の仕事だろ」などと、教えることに非協力的な人も出てくるかもしれません。そういう場合は、職場の上長の協力を仰ぐことが肝心です。「職場全体で教える」という空気を作る、いわゆる「根回し」が大事ですね。
仕事に関わる人の数と仕事の種類
では、その育成ゴールに向けてどんな仕事を与えていけばよいのでしょうか。仕事を考える際、次の2つの項目を意識してください。それは「関わる人の数」と「仕事の種類」です。
関わる人の数は、「教わる側が1人でできること」「誘う人である皆さんが関わらないといけないこと」「ほかの職場メンバーと一緒にできること」の3つの観点から考えるとよいでしょう。
仕事の種類は、ルーチン業務・突発業務・中期的課題の3つに分けて考えてください。突発業務は、いつ何が起こるか分かりませんが、いざというときにも対応できるように、余裕をもったスケジュールで仕事を与えてください。
仕事マップ
与える仕事を「関わる人の数」と「仕事の種類」の2軸で考えることで、「育成ゴール」に向け、教わる側も安心して取り組めると思います。そして適切な時期に、適切な仕事を与えることで、教わる側は無理なく進んでいくことができます。
ただこのとき、教える際に複数の人が絡むことによるデメリットとして、教わる側の「過負荷」にも留意してください。仕事を与え過ぎ、教わる側が優先順位を判断できない場合、どれから手をつければいいのか分からず、パニックになりかねません。
ですから、誘う人であるわれわれは、仕事の交通整理をしてあげることも必要です。「どんな仕事を」「いつ与えるのか」ということを紙に書いて整理する、いわゆる「仕事マップ」を作成するのもお勧めです。
ここまで、学習を「参加」として捉えてきました。次回は学習を「獲得」と捉え、「分かりやすい教え方」を具体的に見ていきたいと思います。
●文/林 博之(はやし ひろゆき)
ラーンフォレスト代表。俳優活動、ビルメンテナンス会社勤務を経て、行政書士の資格を取得。中小企業のサポートを行いながら、さまざまな研修を実施。認定SPトランプファシリテーター。
http://learn-forest.com/
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