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誰に対しても応用できる仕事の教え方について、わかりやすく解説します。教え方を学ぶことは、人材育成や定着の施策を考える上でも有効です。
ここまで、教え方の4ステップの実演・説明をお伝えしてきました。今回は「実行させる」、つまり実際に教えたことをやらせてみるというのを確認していきましょう。
まずは負荷の軽い仕事から
部下や後輩に教えたことを初めてやらせるとき、やる本人が緊張するのはもちろんですが、やらせる側も心配ですよね。ですから、最初は負荷の軽い仕事や簡単にできる仕事を与えると思います。
つまり、失敗してもあまり影響のない仕事や、いざという場合でも「いざなう人」である皆さんが余裕でフォローできる仕事です。ですから、場合によっては緊張している部下や後輩に「失敗しても大丈夫だよ」という一言をかけてあげるのも良いですね。
最後までやらせる
とは言っても、実際に仕事を見守っているとおぼつかない様子にヒヤヒヤすることもあるかもしれません。そのとき、自分本位の教え下手な人がやってしまいがちなのが、「すぐに手伝ってしまう」ことです。
教える側としては、部下・後輩が失敗する前に何とかしてあげようという気持ちがあるのかもしれませんが、それではいつまでたっても仕事の上達は望めません。なによりやる気を削いでしまいます。
ですから、仕事を任せたのであれば、例え失敗が目に見えていたとしても、最後までやらせることが皆さんの役目です。初期に与える仕事が失敗しても、致命的なミスなわけではありませんから、手伝いたくなっても我慢することが肝心です。そうして、1つの仕事を1人で終わらせることができれば、自信を持ってもらえます。
ちなみに、俳優時代の諸先輩方や演出家の方たちは、「最後までやらせる」という面では忍耐強い人たちでした。まずはやってみることが大事、というのを肌で感じさせるのが俳優の世界の空気だった気がします。やらせてもらった後の「ダメ出し」も強烈でしたが(苦笑)。
学び直しにつなげる
初期に与える仕事は、「最後まで口を出さない」ことは比較的容易だと思います。ですが、中期的な業務に移行してくると、まったく口を出さないというのは難しくなることもあるでしょう。そんなとき、部下・後輩にどんなアドバイスを与えればよいのでしょうか。このときこそ、自分の仕事の棚卸しをする良いきっかけになります。