「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!
伝わる文章の書き方〜報告書からSNSまで〜
ヒトがあつまる職場/田中和彦
事例で考える困ったときのマネジメント対応/山田真由子
デキル人が辞めない15分マネジメント術/岡本文宏
怒りを笑いに変える!クレーム対応/谷厚志
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス
人事労務関連ワード辞典
マンガ・ワーママ人事課長キノコさん
ココロの座標/河田俊男
【企業に聞く】人が活きる組織
労働ニュースに思うこと
人材育成のツボ
シゴトの風景
「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。
*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちらアイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。
近年、注目されているデジタルトランスフォーメーション(DX)について、言葉の定義から企業としての取り組み方まで、わかりやすく解説します。(2022年1月18日)
デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む上で、避けて通れないのが業務プロセス改善の視点です。
・無駄な業務を発見し、削除・効率化する
・付加価値を高められる業務を発見し、リソースを集中する
このような変化をもたらすためには、業務プロセスを分析する方法を知らなければなりません。
業務プロセスの基本
業務プロセスとは、経営の目的を達成するために行われる一連の活動のことです。再現性があり反復可能な手順、つまり、いつ、誰がやっても同じ結果を出せることが条件です。ビジネスプロセスとも呼ばれます。
調理に例えると、材料がそろっている前提で、
1.材料を切る
2.炒める
3.煮る
という手順によって、カレーを作ることができます。Aさんが作ったら甘口で、Bさんが作ったら辛口になる。そういう場合は業務プロセスとは言いません。再現性がないからです。
ある業務に熟練した人は、手順書などがなくとも、常に同じ品質で業務を遂行することができます。その人にとっては無意識レベルでできることですが、別の人には全く手が出せない。こういう「属人化」が、あらゆる業務で起こりがちです。したがって、業務プロセスはまず可視化が必要です。分析、そして改善するためにも、まずは目に見える形にまとめる必要があります。
業務プロセス4つの特徴
業務プロセスを可視化するために、業務プロセス4つの特徴を知っておきましょう。
1.目的がある
業務プロセスには必ず目的があります。逆に言えば、目的が不明確な業務は早々にやめた方がいいでしょう。何のために作成しているのか分からない報告書や日報、以前からやっているという理由で続いている定例ミーティングなどは、その最たる例です。カレーを作るというプロセスにも、目的はあるはずです。
・今日も家族みんなが元気に過ごす(個人宅の朝食)
・お客さまに人気メニューのシェフこだわりカレーを楽しんでいただく(レストラン)
個人宅の目的であれば、材料がなければ他のメニューをつくれば問題ありません。カレーを作ることが目的ではなく、家族が元気に過ごすことが目的だからです。
一方、レストランの場合は人気メニューを楽しみにくるお客さまがいますので、カレーそのものが目的になります。したがって、材料・調理器具・シェフの確保などが重要になります。
>>>次ページにつづく
※次ページ以降の閲覧には、会員登録(無料)が必要です
<会員サービスのご案内はコチラ>につづく
●文/渋屋隆一(しぶや りゅういち)
中小企業診断士、情報処理技術者。大学卒業後、IT企業にてエンジニア・商品企画を担当。2015年独立。ITとデータを活用した「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」「働き方改革」を得意としている。コンサルティングや研修・セミナーを通じて、中小企業の経営支援を行う。著書に『コレ1枚でわかる最新ITトレンド』(技術評論社)、『社長はデータをこう活かせ!』(日本実業出版社)など。
Webサイト: https://100athlon.com
その他のコラム記事を見る
ヒトがあつまる職場/田中和彦
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス