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労働ニュースに思うこと

会社の入口と出口は、整備されていますか?

個人の働き方や企業の人事労務、行政の労働施策など、労働に関するニュースを取り上げ、課題の解説や考察、所感などをつづります。(2023年4月6日)

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 もし、アルバイトや新卒の求人募集に、以下のようなただし書きがあったら、学生は応募したいと思うでしょうか?

・学生ノリを持ち込まないよう心掛けてください
・従業員としてふさわしいかどうか、見極められていることを自覚してください
・学校でやってきたことを会社に押し付けないよう心掛けてください

 これは、マスコミなどで物議を醸した福井県池田町が移住者向けに公表した「池田暮らしの七カ条」をベースに作成したものです。実際には「都会風を吹かさないよう心掛けてください」「品定めがなされていることを自覚してください」「都会暮らしを地域に押し付けないよう心掛けてください」となっています。





七カ条作成の背景

 区長会の名で出された「池田暮らしの七カ条」は同町の広報誌に掲載されたほか、公式サイトでも公開されています。「プライバシーが無いと感じるお節介があること、また多くの人々の注目と品定めがなされていることを自覚してください」「(地域行事の多さを)『面倒だ』『うっとうしい』と思う方は、池田暮らしは難しいです」といった移住者に求める心構えを記したものです。

 インターネット上では「移住したくなくなる」「高圧的だ」という声が上がる一方、「田舎暮らしをするなら当然」「事前に説明するのは親切だ」と理解を示す声もあり、町民の間でも賛否両論があるようです。

 七カ条が作られた背景には、移住者が「共同作業」に参加しない問題がありました。共同作業とは、雪かきや草刈り、祭りの用意などのこと。支え合いながら暮らしてきた池田町の慣習を理解してから移住してきてほしい、という意図があったようです。
 人口約2300人の池田町は県内有数の豪雪地帯で、高齢化率は45%に上ります。過疎化の防止に取り組んでおり、毎年20人弱の移住者を迎えているそうです。


会社の出口と入口

 エントリーマネジメントとイグジットマネジメントという言葉を聞いたことがありますか?

●エントリーマネジメント(組織の入口管理)
雇用の入口にあたる採用において、求職者と企業の相互理解でミスマッチを減らすマネジメント手法。早期離職を減らし、能力を発揮できるようにサポートするもの。

●イグジットマネジメント(組織の出口管理)
雇用の出口にあたる退職に関するマネジメント手法。長年組織に貢献してきた人が第一線を退いたあとのキャリアを用意したり、個人との関係解消を建設的に行えるようにするもの。

 エントリーもエグジットも組織の健全な新陳代謝を促すために、必要なマネジメント手法です。社内外の人の流動化は、変化への適応を強いられる現代に必要不可欠な経営戦略とも言えます。
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につづく
 

●文/三宅航太
2004年、株式会社アイデム入社。東日本事業本部データリサーチチーム所属。同社がWebサイトで発信する「人の戦力化」に関するコンテンツの企画・編集業務に従事する。さまざまな記事の作成や数多くの企業を取材。
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