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【1分で読める】仕事に活かす色彩心理学(武田みはる)

相手との壁をつくらない色

営業や接客、商談、面接など、さまざまなビジネスシーンに活用できる色に関する知識や考え方を解説します。(2026年6月16日)

 社員育成の場面で、教育担当者が服装に「どんな色を取り入れるか?」で新人や部下との関係性が変わってきます。特に効果的なのがグリーン(緑)です。緑は平和の色、安心の色です。非常口に緑が使われているのは、「安全な出口」を意味しているからです。緑は緊張を和らげ、心を安定させる働きがあり、人間同士の間にある心理的な壁を和らげる効果が期待できます。





 「威圧感を減らす装い」をテーマにした管理職研修で、ネクタイや小物にグリーンを取り入れた受講者から、部下との相談や雑談が増えたという声が上がりました。新卒社員や若手社員は「怒られそう」「否定されそう」という空気を敏感に感じ取ります。黒や濃紺だけでまとめた装いは威厳を与える反面、距離感を生むことがあります。柔らかなグリーンやベージュを取り入れることは、「受け止めてもらえそう」という安心感につながります。

 誰もが本音で話せる職場を作るには、色が持つ心理効果を取り入れることも有効な戦略になります。



●文/武田みはる(たけだ みはる)
Kotonoha代表、カラービジネスコンサルタント
一般社団法人日本カラリスト協会認定講師・色彩診断士、1級パーソナルカラリスト、東京商工会議所1級カラーコーディネーター「ファッション色彩」、一般社団法人カラータイプ協会1級認定インストラクター。アパレル業界で販売・店舗運営を25年以上経験。紳士服ブランドの店長時代、パーソナルカラーを使ったコーディネイトアドバイスを行い、5年連続売上110%を達成。2017年、「色で人生をより豊かにする」をコンセプトに独立。これまで培ってきた色彩に関する知識や経験をもとに、企業の生産性向上や組織内のコミュニケーション活性化の支援などを行っている。全国の商業施設や金融機関でのスタッフ・社員研修は年間100件超。著書に『なぜ色を変えるだけで、ビジネスも人間関係もうまくいくのか?』(セルバ出版)。

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