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鐘通株式会社/社員の改善提案で、働きやすい環境を実現!

電線・電子部品の商社である鐘通株式会社は、数年来、働きやすい環境づくりに取り組んできた。(取材・文・写真/水崎真智子)

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さまざまな制度を拡充

 近年、CSR(企業の社会的責任)への注目が高まり、多くの企業がさまざまな取り組みを行っている。それは同時にCS(顧客満足)やES(従業員満足)を高めることと重なる。
鐘通株式会社(京都南区)は、「京の子育て応援企業認定」「OK企業(おやじの子育て参加に理解がある企業)認定」「きょうと男女共同参画推進宣言事業者登録」など、社会に関するさまざまな取り組みを推進している企業だ。

 同社は労働環境の改善などについても、先進的な取り組みを行っている。その1つがさまざまな休暇制度である。出産休暇、育児休暇、看護休暇はもちろん、ボランティア休暇をも備えている同社は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の後、期限付きで震災ボランティア休暇をいち早く導入した。管理部主任の田中豊久さんは、「制度の拡充は、社員一人ひとりの改善提案と社長の迅速な判断の結果です」と語る。

 同社では数年にわたり、社員の改善提案を各部署がとりまとめて、毎月2回会議を実施し、働きやすい環境を具体化してきた。



田中豊久さん(写真左)と企画部


トップダウン型経営を変える

 60余年の歴史をもつ電線・電子部品の商社である同社は、日本の高度成長とともに事業を拡大。協力工場による加工処理と販売・在庫管理の効率化と情報化で、日本経済の停滞期にも、顧客との信頼をガッチリとつないでいる。

 そして数年前、松井宏記社長の就任とともに、CSR、CS、ESに目を向けたことで、改革は始まった。
「わが社は長い間トップダウン型経営で、規律のとれた会社でしたが、私が意図的に会社を変えていきました。あるとき、誕生日に社員に花を贈る経営者の話を聞き、当社でも試したのです。するとすぐに反応がありました。女性にとって誕生日とは特別な日であり、それを会社が知っていることは女性社員にとって大きな満足だということを実感し、大きな驚きでした」

 それ以降、松井さんは次々と新しい制度や取り組みを増やしていったと言う。今では休暇も多く、残業なしの定時退社を推奨、家族を支える手当も多く、社員にはボランティア活動や趣味でプライベートを大事にするよう促している。
 会社はどう変わったのか。次頁では、CSR、CS、ESと会社経営との関係について聞いた。


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●鐘通株式会社
所在地/京都市南区西九条豊田町1
創立/1950年10月
従業員数/220人
資本金/9600万円
年商/204億円(2011年度)
事業内容/電気機器、電子部品、電気・電子材料等の販売
ホームページ/ 
http://www.kanetuu.co.jp
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