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はたらくりっぷ

一生食べていける仕事って何?

社会で働くときに、知っておきたいこと、身につけておきたいこと、考えておきたいことなどを解説したり、考察します。働くことに関する不安や、悩みを解消する知識や考え方などもお伝えします。(2020年11月5日)

何を仕事にするか?

 

 どんな仕事をするにしても、食べていけなかったら生きていけません。サッカー選手も、芸人も、マンガ家も食べていける職業でなければ、今のように活躍している人はいないでしょう。とはいえ、めざしたところで実際に食べられるかどうかは別の話ですが…

 

 仕事選びの現実的な選択肢は、会社に勤める、公務員になる、専門資格をとる、職人をめざすといったところになると思います。その中で一般的なものを考えると、会社勤めになるでしょうか。

 

 

 

 

倒産確率は30%

 

 多くの人が会社で働くことを選びますが、安泰が約束されているわけではありません。業績がよくなければリストラされる可能性がありますし、状況がエスカレートすれば倒産してしまうことも。コロナ禍において、自社の経営状況を率直に伝えるため、倒産確率を社員に発信した方がいます。星野リゾートの代表、星野佳路さんです。発信はメディアでも話題になりました(ちなみに倒産確率は30%でした)。

 

 現在、新型コロナウイルスの影響で、多くの会社が厳しい経営状態にあります。政府の緊急事態宣言などによって、人の移動が制限された影響です。それは、会社が利益を生み出せないことにつながっています。

 

 飲食店を例にとると、店にはお客さんが来ないので売上がありません。売上がなければ、店のスタッフに支払う給料が用意できなくなります。そうなると、店はスタッフを減らさざるを得ません。売上がない日が続けば、店の維持も難しくなります。店を借りていれば家賃がありますし、料理を提供するには食材を仕入れなければならず、それには当然費用が掛かります。

 

 

仕事選びの条件が変わった

 

 当社が実施したアンケート調査で「新型コロナウイルス感染症拡大の前後で仕事を選ぶときの条件は変わったか?」を聞いたところ、約3割の人が「変わった」と答えました。アンケートの自由意見では、

 

「前職が複数の大手自動車メーカーと連携している製造業に勤めていたので、かなり事業に影響が出たため幅広く職を理解して探してみようという考えになった(20代男性)」

 

「どんな状況の社会でも安定した、立ち向かえる企業風土、対応出来る会社内の仕組みを持った会社である、その準備ができる会社。BCPの整えることができる会社であれば良いと思います(50代男性)」

 

「狭すぎる空間、声をはって話す業種(単発ですとイベントのキャンペンガールや試飲試食等)への応募はなるべく控えようと感じました(20代女性)」

 

などがありました。

 

 

 

 

実際に入らないと分からない

 

 今年9月に終了したTVドラマ『MIU404』で星野源さん演じる志摩が、後輩の刑事と雑談をしているシーンで、こんなセリフがありました。

 

「自分の道は自分で決める。俺もそう思う。だけど、人によって障害物の数は違う。正しい道に戻れる人もいれば、取り返しがつかなくなる人もいる。誰と出会うか、出会わないか。この人の行き先を変えるスイッチは何か。そのときが来るまで、誰にも分からない」

 

 仕事選びも似たようなところがあります。求人に「応募するかどうか」を決めるのは自分ですが、「採用するかどうか」は会社側が決めること。また、会社は実際に入らなければ分からないことが、たくさんあります。仕事はうまくやれるのか、社風になじめるのか、職場でどんな出会いがあるのか、などなど分からないことだらけ。やってみたかった仕事でも、実際にやったら向いてなかった、なんてこともあるかもしれません。

 

 自分にできるのは、自分が選べることだけにフォーカスし、想定されるリスクに備え、あとは覚悟を決めることでしょうか。言うは易く行うは難し、です…

 

  


●文/株式会社アイデム 東日本事業本部 データリサーチチーム

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