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シゴトの風景

第18回「先生になりたい」

働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。

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●有村響子さん(仮名・35歳・塾講師)


 学習塾に勤務して12年になる有村響子さんは、これまでに辞めようと思ったことは一度もないという。


「うちの塾は正社員が15人いますが、私より社歴が短いのは2人です。学生アルバイトは卒業で辞めてしまうので入れ代わりますが、正社員は定着しています。社員の中にはもともと生徒としてうちに通っていて、大学生のときにアルバイトになり、卒業しても辞めずに正社員になった人もいます」


 辞めない理由は人それぞれだが、全員に共通しているのは「教えるのが好きなこと」と有村さんは言う。


「私が辞めないのは、塾の考え方が自分に合っていることが大きいと思います。就職活動で学習塾を受けましたが、塾によって考え方もやり方もいろいろあります。もし、他の塾だったら辞めていたかもしれません」
 自分で心がけていることもある。職場で腹の立つことがあったら、どうすればそれを解消できるかを考え、ストレスをためないようにしている。


 有村さんが教職に興味を持ったのは、高校生のときだ。世界史を担当していた先生の影響だという。
「授業が面白く、とてもユニークな先生でした。先生みたいになりたいと思うようになり、教職を目指すようになりました。先生とは今もお付き合いが続いていて、私の結婚式にも出席していただきました」


 高校卒業後は教員免許が取得できる大学に進学し、就職も教職に絞っていた。だが、就職活動では苦戦し、思うような仕事に就くことはできなかった。
 大学を出た後は書店でパートをしながら、公立学校の教員採用試験に向けて勉強を続けた。夏にあった試験には合格できなかったが、その年の暮れに転機が訪れる。知人から個別指導の学習塾での仕事を紹介されたのだ。


「書店の仕事は楽しく、続けたい気持ちもありました。でも、人に教えるという仕事がしたかったので、学習塾を選びました」



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●取材・文/三宅航太
株式会社アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社の営業・編集、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信するビジネスやマネジメントなどに役立つ情報記事の編集業務に従事する。人事労務関連ニュースなどの記事作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。
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