「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!

「経営者やパート従業員の意識」等について、さまざまなデータを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

アイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。

*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちら

口下手の人のためのトークテクニック/桑山元

初対面の人に好印象を持たれるキーワード

わかりやすく話すためのテクニックや考え方、トークスキルを上げるヒントなどをお伝えします。(2026年8月26日)

< 1 2 >
相手の頭の中を整理する道具

 仕事の場面でも同じです。

A「最近、現場がなかなか回らなくて…」
B「それって、人が足りていないということですか?」
A「いや、人はいるんですけど、指示が通らないというか」
B「それって、伝え方の問題ということですか?」
A「うーん、伝え方というより、そもそも話を聞くという空気がないのかもしれません」
B「それって、職場の雰囲気ということですか?」
A「そうですね。雰囲気がいいとは言えない職場かもしれません」

 最初の一言と、最後の一言では、話の中身がまったく違います。Aさんが自分で、本当の困りごとに近づいていったのです。「それって」は、相手の頭の中を整理する道具でもあります。





 ここで大事なのは、質問の質を上げようとしないことです。「いつからですか?」「どのあたりが難しいんですか?」など、いい質問は他にもあります。ただ、どれを使うか選ぼうとした瞬間、自分の頭の中が採点会場になります。それが会話を止めます。そして、質問を一生懸命考えれば考えるほど「話を聞いている」状態から離れて「興味を持っていない状態」になってしまいます。

 だから、覚えるのは「それって」の4文字だけで十分です。どんな話にも刺さります。そして、問いの質は問わず、3回繰り返してください。机の下で、指を折って数えるのがおすすめです。


話すことよりも聞くこと

 面白いのは、これをやると相手からの印象は上がるのに、やっている本人にはその実感がない、という点です。だから、やっていない人が多い。伸びしろの大きい技です。

 ただ、立場が対等でない場面では、掘りすぎないでください。お客様や取引先の担当者などが相手の場合、「それって」を重ねすぎると「なぜ、そんなに私のことを聞くのか?」という不信感につながり、やがて違和感に代わります。そんなときは途中で、感情を乗せた相づちや表情でうなずき、「そうなんですね!」を挟むのがお勧めです。

 今回のポイントは1つだけです。相手の答えに「それって」と3回返す。成功の定義は、折った指が3本。それだけです。うまくしゃべれたかどうかは関係ありません。初対面の人に好印象を持ってもらうためには、話すことよりも聞くことが大切です。



●文/桑山元(くわやま げん)
研修講師・お笑い芸人・俳優。早稲田大学教育学部を卒業後、大手損保会社に入社。新入社員代表として答辞を務める。入社2年目に資産運用担当者として1,000億円を運用。その後、メインバンク本店担当部署で法人営業を経験。同社を退社後、声優養成所を経て、時事ネタを得意とするコントグループ「ザ・ニュースペーパー」に19年間所属。2022年に退団し、芸人と研修講師の二刀流で活動スタート。会社員時代に培ったビジネススキル、お笑い芸人として磨いたコミュニケーションスキルとアドリブ力などを武器に、企業や自治体などで数多くの研修を実施。メディア出演・掲載実績多数。著書に『すぐ使える!おもしろい人の「ちょい足し」トーク&雑談術』(日本実業出版社)。キャリアコンサルタント(国家資格)、損保代理店資格(特級・一般)、ニュース時事能力検定(準2級)。
< 1 2 >

この記事のキーワード

クリックすることで関連する記事・データを一覧で表示することができます。

一覧ページへ戻る

2ページ目以降をご覧になるには、会員ログインが必要です。
会員登録(無料)がお済みでない方はこちら

会員登録(無料)はこちら

その他のコラム記事を見る

人気記事ランキング

引き算のマネジメント/岡本文宏

[仕事を「抱え込まない」「抱え込ませない」]
業績と生産性を同時に高めるために必要な引き算の発想に着目し、やらないことを軸にしたマネジメントについて解説します。

判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊

[従業員の安全について、企業はどこまで責任を負うか?〜S銀行事件(仙台高裁H27.4.22判決、労判1123号48頁)〜]
近年、労働関係の訴訟は社会的関心が高まり、企業にとって労使トラブル予防の重要性は増しています。判例をもとに、裁判の争点や予防のポイントなどを解説します。

労働ニュースに思うこと

[子供が見る「親の背中」は企業がつくる〜職場づくりの影響は家庭まで〜]
個人の働き方や企業の人事労務、行政の労働施策など、労働に関するニュースを取り上げ、課題の解説や考察、所感などをつづります。
注目のコンテンツ

人と仕事研究所Facebook