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働く個人にこれまでのキャリアや仕事観を聞き、企業が人を雇用する上で考えなければならないことを探ります。
少子高齢化による労働力不足への対応などから、企業では女性の活躍推進が求められています。ある調査によれば、正社員女性の時短勤務利用が進んでおり、推進が図られている状況が見受けられます。今回は、2つの事例から女性活躍の実態をリポートします。
わがままな妊婦さま
「うちの会社は、女性が働きやすい環境が整っています。ほかの会社に比べ、妊娠した人や育児をしている人へのサポートは手厚く、自分も女性としてありがたいことだと思っています。その反面、仕事のしわ寄せが起きており、現場で問題になっています」
中堅アパレル企業の広報部に籍を置く遠山詩織さん(仮名・33歳)は言う。現在、遠山さんの部署にも妊娠中の社員がいる。
「数カ月前に妊娠したという報告があり、うれしく思いました。身近なところでは初めてのケースでしたが、社内に妊娠している人は少なくなく、受け入れに大きな不安はありませんでした」
ところが、さまざまな面で問題が起き、対応に悩むことになった。
「彼女はいわゆる安定期に入っているのですが、今も体調不良で休むことが多く、そのフォローに追われています。体調には個人差があるので責めることはできませんし、そんなつもりもありません。ただ、ほぼ1人分の労働力が期待できない状態で困っています。増員などを考えてもらえるよう、会社に掛け合っていますが、どこもそういう状況のようで会社も悩んでいるようです」
別の部署では、妊娠した社員が権利を振りかざしてわが物顔で振る舞い、職場の空気が悪くなっているところもあるという。
「妊娠が分かった当初は、部署全体でフォローしようという感じだったそうです。ところが休むときや、仕事を人に頼むときの態度が高飛車で評判が悪くなり、影でその女性は妊婦さまと呼ばれているそうです。逆マタハラという言葉もありますが、このままでは会社全体がバラバラになりそうです」
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●取材・文/三宅航太
アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信する「人の戦力化」に関するコンテンツの編集業務に従事する。さまざまな記事の作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。
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