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終身雇用制度の良い面と悪い面を比較しながら、今後企業が考えるべき人材の活用について解説しています。
2009年8月1日〜8月31日の1ヶ月間、弊社WEBサイト「ブログ人事コレで委員会」にいただいたコメントをもとに書かれた記事です(「ブログ人事コレで委員会」は2012年3月末日に終了しました)。
☆はじめに
私は普段、キャリア・コンサルティングという分野のNPOで、キャリアの側面からいろいろなことを考えていますので、この記事もその方面からの記事と理解してください。
今回の終身雇用制の「是」と「非」に対する、皆さんのコメントは、真っ二つに割れました。エンプロイアビリティ(雇用されうる能力)とエンプロイメンタビリティ(雇用できる企業の魅力)を考えるのにはうってつけの議論です。
・「是」派の意見は、国民性・安心・安定・将来志向・労働者・弱者といったキーワードで綴られていて、今の時代に終身雇用は必要であるという。(「維持型・社会派」視点)
・「非」派の意見は、能力・実力・評価・挑戦・経営といったキーワードで綴られていて、自己選択・自己決定・自己責任こそ人も企業も発展するという。(「改革型・実力派」視点)
・また、少数ですが折衷派は、両方とも諸刃の剣だから、企業によって、人によって、状況によって解釈が違っていいという。(「コンサルタント型・状況派」視点)
それらをマトリックスに示すと次のようになります。
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