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【1分で読める】仕事に活かす色彩心理学(武田みはる)

パワハラをイメージさせる色

営業や接客、商談、面接など、さまざまなビジネスシーンに活用できる色に関する知識や考え方を解説します。(2026年8月6日)

 さまざまな業界でパワーハラスメントが問題となっています。自分では指導のつもりでも、相手にパワハラと捉えられることもあります。パワハラ防止は言葉だけでなく、相手に与える印象も考える必要があります。





 部下への指導の場面で、黒一色の服装は、相手に威圧感と圧迫感を与えてしまいます。黒には「威厳」「完璧主義」という色彩心理があります。黒づくめはモダンでおしゃれな印象を与えますが、立場が下の者からすると「一方的な脅威」と感じてしまいます。

 そこでおすすめなのが、ネイビーやライトグレーのスーツを基調に水色のシャツ、薄いオレンジ色やピンク色をネクタイなどのアクセントカラーに取り入れること。青は「誠実」、グレーは「落ち着き」、水色は「サポート」、オレンジは「仲間意識」、ピンクは「やさしさ」という色彩心理があり、相手が話を受け止めやすい雰囲気を作ります。

 相手に伝わる指導は、受け止めやすい環境づくりから始まります。色をうまく活用することで、心理的距離が縮まり、お互いに尊重し合えるコミュニケーションを後押ししてくれるでしょう。



●文/武田みはる(たけだ みはる)
Kotonoha代表、カラービジネスコンサルタント
一般社団法人日本カラリスト協会認定講師・色彩診断士、1級パーソナルカラリスト、東京商工会議所1級カラーコーディネーター「ファッション色彩」、一般社団法人カラータイプ協会1級認定インストラクター。アパレル業界で販売・店舗運営を25年以上経験。紳士服ブランドの店長時代、パーソナルカラーを使ったコーディネイトアドバイスを行い、5年連続売上110%を達成。2017年、「色で人生をより豊かにする」をコンセプトに独立。これまで培ってきた色彩に関する知識や経験をもとに、企業の生産性向上や組織内のコミュニケーション活性化の支援などを行っている。全国の商業施設や金融機関でのスタッフ・社員研修は年間100件超。著書に『なぜ色を変えるだけで、ビジネスも人間関係もうまくいくのか?』(セルバ出版)。

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