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過去に公開したコンテンツや情報を、テーマに沿ってピックアップしたり、社会情勢にマッチしたものなどをご紹介します。(2018年9月26日)
経団連の中西宏明会長が、2021年春入社の学生(現大学2年生)から会員企業に向けた就職・採用活動のルールを「廃止したい」との意向を示し、波紋を広げています。先日動きがあり、政府・経済界・大学は2021年春入社の学生について、採用面接の解禁は現状維持の6月1日とする方針を固めたとの報道がありました。また、経団連による現行ルールは廃止され、今後は政府と大学が新しいルールを作ることになったようです。
具体的なことはこれからですが、日本独自の雇用慣行である「新卒一括採用」が変わる可能性が出てきました。今回は学生の就職活動や、企業の新卒採用に関する関連記事を紹介します。
●「内々定の時期は全体的に早まる傾向に―平成29年 学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査(内閣府)」(労働時事ニュース/2017年11月17日)
内閣府は、平成29年度卒業・修了予定者の就職・採用選考活動の実態を把握することにより、来年度以降の就職・採用活動の円滑な実施に資することを目的とした、平成29年「学生の就職・採用活動開始時期等に関する調査」の結果を取りまとめ、これを公表した。
調査対象は、インターネット調査により回答を得た、全国の大学4年生7,181名と大学院2年生2,692名の計9,873名。
【ポイント】
◆内々定を受けた時期は、採用・選考活動開始時期である6月と回答する学生の割合が最も高い点は平成28年度調査と同様であるが、今年度は全体的に時期が若干早まっている
◆大学4年生・大学院2年生ともに、6割以上がインターンシップに参加したことがあると回答しており、平成27年度・平成28年度に比べ、この回答割合は増加している
◆学生の学業等への配慮について、多くの企業で、説明会や面接等の日程に関して配慮がされていたと回答しており、平成28年度に比べ、この回答割合は若干増加している
→詳細は内閣府のWEBサイトへ
●ダレのための解禁日なのか?(アイデムオリジナル調査/2017年9月20日)
(本文抜粋)
新卒市場全体が前年より早い進捗となっているのかと思いきや、そうではないようです。18卒学生対象の採用活動状況は、当研究所の7月1日時点の調査で63.6%が「現在行っている(広報活動やその準備も含む)」、8.8%が「既に終了している」となっています。前年同期比で「現在行っている」割合は7ポイント増、「既に終了している」は11.8ポイント減となりました。企業の進捗は前年と比べると遅くなっています。前年である2017年3月卒業予定者(以下、17卒学生)と18卒学生の採用活動には、なにか違いが生まれているのでしょうか。
解禁日はいる? いらない?
日本経済団体連合会の「採用選考に関する指針」では、17卒学生と18卒学生の両方で、広報活動解禁日を3月1日、選考活動解禁日を6月1日としています。この指針は「絶対に守らなければならない決まり」ではありませんが、各経済団体への呼びかけもあり、多くの学生・大学・企業が活動スケジュールの目安としています。
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