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人事労務関連ワード辞典

SOGIハラスメント

人事労務に関連するワード集です。基礎的なものからトレンドまで、さまざまなワードを解説します。(2021年4月1日)

 性的指向や性自認に関する侮蔑的な言動のことです。「SOGI」は、性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)のそれぞれの頭文字。2020年6月(中小企業では2022年4月)に施行されたパワハラ防止法で、パワーハラスメントにSOGIハラスメントやアウティングも含まれることになり、注目されました。
 パワハラ防止法では、パワハラに該当するものとして6類型を提示しています。

 

(1)身体的な攻撃
(2)精神的な攻撃
(3)人間関係からの切り離し
(4)過大な要求
(5)過小な要求
(6)個の侵害

 

 そのうち、「(2)精神的な攻撃」の中に、「相手の性的指向・性自認に関する侮辱的な言動を含む」ことが明記されています。

 

例「お前、ホモみたいだな」

 

 また「(6)個の侵害」の中では、SOGIに関する情報は“機微な個人情報”であるとされ、本人の了解を得ずにその人のSOGIを他人に暴露する「アウティング」も含まれることが明記されています。

 

例「〇〇さんは、元女性なんだって」
例「△△さんは、ゲイらしいよ」

 

 パワハラ防止法は、事業主にパワハラ防止のための対策を講じることを求めています。性別に関する情報は就職活動・採用の段階から、入社後の社会保険手続き、健康診断等、多岐にわたるため、人事・労務担当者は、当事者の人事情報の管理・共有や引き継ぎの際にも、より注意が必要です。

 

 例えば、性別情報は、社内のみの取り扱いですむ情報もあれば、行政手続き等で“法律上の性別”で記載しなければならないものもあります。情報の取扱者の意識が低いと、そこからSOGIハラやアウティングが発生してしまう可能性があります。

 

 SOGIに関する情報が「どんなときに、どの範囲(誰)に共有されるものなのか、本人に説明して了承を得ておくこと」、また、ハラスメントの相談を受けた際も「どの範囲(誰)まで状況を共有してよいのか等を本人に確認し、対処していくこと」が求められます。

 

<関連ワード>
LGBTQ+
ハラスメント規制法

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