「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!
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現場を困らせる問題スタッフ対処法/岡本文宏
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス
マネジャーの仕事〜チームが機能するヒント〜/田中和彦
人事労務関連ワード辞典
マンガ・ワーママ人事課長キノコさん
ココロの座標/河田俊男
【企業に聞く】人が活きる組織
労働ニュースに思うこと
人材育成のツボ
シゴトの風景
「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。
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人事労務に関わる業務で、知っておきたいトレンドやこれから注目されることなどについて解説します。(2022年5月24日)
第1回は「HRテックとは何か?」の全体像をお伝えいたしました。今回はより具体的に、HRテックを活用することで「人事労務業務にどのような変化をもたらすか」について、採用から雇用契約書の締結までの流れを見ながら紹介いたします。
採用手法の多様化で、管理が煩雑に
少子高齢化や新型コロナウイルスなどの影響による人手不足や採用難が叫ばれる中、「いかにして優秀な人材を確保するか」は企業にとって喫緊の課題です。自社採用サイト、求人媒体、エージェント、リファラル採用(既存社員に人材を紹介してもらう採用手法)など採用手法が多様化していますが、管理が煩雑で時間をかけて取り組むことができないというケースも少なくありません。
そうしたときに便利なのが、採用管理システムです。あらゆる経路からの候補者データを一元管理し、募集から内定までの採用に関する業務を効率化することができます。また、求人掲載から応募獲得、選考フローの管理、日程調整の自動化、採用の状況把握、結果の分析が可能です。採用活動の各ステップで、どのように業務の効率化を図れるのか見ていきましょう。
1.求人掲載〜応募者の獲得
採用管理システムから、テンプレートに沿って求人情報を登録することで、自社採用サイトの作成や求人情報検索エンジン、求人媒体などへ求人情報を連携することができます。また、エージェントとの情報共有を、採用管理システムを通じて行うことで、採用条件の確認や進捗管理を円滑に行うことが可能です。
採用エントリーのあった候補者の情報が採用管理システムへ自動で登録されたり、候補者データをインポートすることで手入力の手間やミスを削減します。
2.候補者の管理
応募経路の管理や社内・エージェント・候補者との対応履歴、履歴書やエントリーシートなどのファイルも一元管理が可能です。選考状況や候補者情報をリアルタイムで確認することができるので、採用担当者の不在時に候補者から問い合わせがあった場合や、採用担当者の退職があったとしても情報の引き継ぎがスムーズに行えます。
3.選考の実施、日程調整
書類選考、面接日時の調整、誰がどのような評価を行ったか、誰が面接を担当したか、といった選考・面接結果の記入も、全てオンラインで入力可能です。オンライン会議システムやカレンダーと連携することで、選考担当者の予定を確認しながら面接日程の候補日を自動でリストアップし、候補者へ提示することでスピーディーに調整を行うことができます。
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●文/飯塚知世(いいづか ともよ)
社会保険労務士、スピカ社会保険労務士事務所代表
大学卒業後、音楽制作会社にてアーティストマネジメント、バックオフィス業務全般に従事する。2014年社労士資格取得、2017年スピカ社会保険労務士事務所を設立。HRテクノロジーの導入支援や職場のダイバーシティ推進に力を入れ、すべての人が自分らしく働ける会社作りをサポートしている。特技はヨーヨー。大学在学中からプロのパフォーマーとして活動し、メディア出演なども行う。2020年、2021年全日本ヨーヨー選手権大会女性部門優勝。
ホームページ: https://www.spica-sr.jp/
ツイッター: https://twitter.com/zentoyoyomama
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