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シゴトの風景

第11回「なりたい職業を追いかけて」

働く個人にキャリアや仕事観を聞く「シゴトの風景」。今回は、営業事務から調理師、WEBデザイナー、ツアーコンダクターとさまざまな仕事を経験してきた41歳女性の事例です。

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●松本志保さん(仮名・41歳・派遣社員)


 松本志保さんは営業事務を振り出しに調理師、WEBデザイナー、ツアーコンダクターとさまざまな仕事を経験してきた。現在はクレジット会社で派遣社員をしている。仕事は督促に関する事務だ。働き始めて1年になる。

「前職は旅行会社でツアーコンダクターをしていましたが、業績不振で会社が廃業しました。不振のきっかけはリーマンショックです。小さい会社で跡取りもいなかったので、社長は前から廃業を考えていたようです」

 ツアーコンダクターの仕事はハードだったが、やりがいはあった。退職後も松本さんはツアーコンダクターを続けたくて転職活動をしていたが、思うようなところが見つからなかった。1人暮らしの松本さんは生活費を稼ぐ必要もあり、今の仕事を始めたという。

 高校卒業後、松本さんは工具メーカーに就職した。6年間、営業事務として勤め、退職した。きっかけはやりたい仕事が見つかったからだ。調理師である。

「新卒のときは特にやりたい仕事はなく、就職先も特にこだわって決めたわけではありません。でも、社会に出て3年くらいたったときに“ずっと仕事をしていくのなら、自分の興味があることがいいな”と思い、いろいろ考えるようになりました」

 子供のころから食べることが好きだったという松本さん。料理も好きで、前から調理師には興味を持っていた。

 会社を辞め、調理師学校に入った松本さんは1年間学んで調理師免許を取得し、イタリア料理店に就職した。「いつか自分の店を持ちたい」という夢に向かって働いていたが、店で働き始めて3年たったころ、体を壊してしまう。

「店で倒れてしまい、1週間くらい入院しました。疲労がたまりすぎて、免疫力が低下していたようです。休日も勉強にあてていて、ほとんど休んでいなかったことが原因だと思います」

 退院後、松本さんは店に復帰したが、体力面で不安があった。店を辞めることを決め、一旦休養をとることにした。


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●取材・文/三宅航太
株式会社アイデム人と仕事研究所 研究員。大学卒業後、出版社の営業・編集、編集プロダクション勤務を経て、2004年に株式会社アイデム入社。同社がWEBで発信するビジネスやマネジメントなどに役立つ情報記事の編集業務に従事する。人事労務関連ニュースなどの記事作成や数多くの企業ならびに働く人を取材。
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