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【1分で読める】仕事に活かす色彩心理学(武田みはる)

集中力を上げる色

営業や接客、商談、面接など、さまざまなビジネスシーンに活用できる色に関する知識や考え方を解説します。(2026年4月7日)

 新年度になり、新卒社員研修やフォローアップ研修が盛んになる時期です。慣れない環境の中で、長時間の研修が続くと、どうしても集中力が途切れがちになります。

 そんな場面では、「青」はとても効果的な色です。副交感神経に作用し、精神や肉体を鎮静させます。青い部屋と赤い部屋では、室温が同じでも体感温度は青のほうが3度低いことが立証されています。また、青は時間経過を早く感じる色でもあります。1時間が、30分や40分に感じるということです。


  




 浦島太郎が海底(青)にある竜宮城から帰ってくるとおじいさんになっていたという話は、色の時間感覚を表していると考えることができます。

 研修や会議など、長い時間を過ごすシーンでは、壁紙や椅子の背もたれ、スライドの見出しに青色を取り入れることで視覚的に情報が整理され、内容が理解しやすくなります。さらに、室内の明かりを青色蛍光灯にすれば、長時間の研修が短く感じられて心理的、肉体的負担が軽減されます。色を工夫するだけで、研修の理解度や集中力などを高める効果があります。



●文/武田みはる(たけだ みはる)
Kotonoha代表、カラービジネスコンサルタント
一般社団法人日本カラリスト協会認定講師・色彩診断士、1級パーソナルカラリスト、東京商工会議所1級カラーコーディネーター「ファッション色彩」、一般社団法人カラータイプ協会1級認定インストラクター。アパレル業界で販売・店舗運営を25年以上経験。紳士服ブランドの店長時代、パーソナルカラーを使ったコーディネイトアドバイスを行い、5年連続売上110%を達成。2017年、「色で人生をより豊かにする」をコンセプトに独立。これまで培ってきた色彩に関する知識や経験をもとに、企業の生産性向上や組織内のコミュニケーション活性化の支援などを行っている。全国の商業施設や金融機関でのスタッフ・社員研修は年間100件超。著書に『なぜ色を変えるだけで、ビジネスも人間関係もうまくいくのか?』(セルバ出版)。

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