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ビジネスパーソンの心技体

怒りを数値化して客観視する

心身ともにコンディションを整えて仕事に臨むための知識やヒントを、各分野の専門家が解説します。

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 皆さんは、ついカッとなって怒りにまかせた行動をしてしまったことはありませんか。「ミスをくり返す部下に、職場でつい怒鳴ってしまった」「クレーム対応をしていて、相手の感情的な言い方に感情的に言い返してしまった」「夫(妻)の文句に、売り言葉に買い言葉で言い返し、ケンカになってしまった」「カッとして、子供をつい、たたいてしまった」など。

 

 このように衝動的な行動は、相手を戸惑わせたり、傷つけるだけではなく、罪悪感が残ったり、自己嫌悪に陥ることもあります。

 

 前回の記事でもお伝えしましたが、怒りのピークは長くても6秒と言われています。衝動的な行動をしないよう、6秒やり過ごすための対処として怒りを数値化してみませんか。怒りに振り回される理由の1つに、怒りが目に見えない、つかみどころのない点があげられます。数値化すれば、どの程度の怒りを感じているのか客観的に捉えることもでき、対処しやすくなります。

 

 

 例えば、気温や体温を例にあげてみましょう。「今日は暑い1日です」と言われるよりも、「37度です」と言われたほうが服装選びの参考になりますし、熱があると感じたときも体温を計り、「37度」「39度」と体温の違いによって対処も違うでしょう。そこで、怒りを感じたら10点満点で、0点から10点までの点数をつけてみませんか。

 

0点・・・まったく怒りを感じていない状態
1〜3点・・・イラッとするがすぐに忘れてしまう程度
4〜6点・・・時間がたっても心がざわつくような怒り
7〜9点・・・頭に血がのぼるような強い怒り
10点・・・絶対に許せないと思うくらいの激しい怒り

 

 以上の点数を目安にし、怒りを感じたらまずは、「2? 3かな?」と点数を思い浮かべてみましょう。点数をつけることに意識が向き、怒りに任せた行動はしにくくなります。

 

 また、数カ月間取り組み続けると、何に対してどれだけの怒りを感じるのか、自分の傾向が分かるようになり、自分の怒りを客観視することができるようになります。

 

 

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●文/戸田久実(とだ くみ)
アドット・コミュニケーション株式会社 代表取締役。日本アンガーマネジメント協会理事。大学卒業後、一般企業勤務を経て、研修講師に。「伝わるコミュニケーション」をテーマに、「アンガーマネジメント」「アサーティブコミュニケーション」「クレーム対応」「プレゼンテーション」「インストラクター養成」など、多岐にわたる研修や講演を企業や官公庁で実施。著書に「アンガーマネジメント 怒らない伝え方」(かんき出版)、「アドラー流 たった1分で伝わる言い方」(かんき出版)、「ゼロから教えて接客・接遇」(かんき出版)、「マンガでやさしくわかるアンガーマネジメント」(日本能率協会マネジメントセンター)がある。 
http://www.adot-com.co.jp/index.html

 

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