「人材の活用」「従業員の教育」「人事制度」等について、事例満載の記事や専門知識が深まるコラム等を展開。自社の活性化や雇用管理のヒントに!
伝わる文章の書き方〜報告書からSNSまで〜
ヒトがあつまる職場/田中和彦
事例で考える困ったときのマネジメント対応/山田真由子
デキル人が辞めない15分マネジメント術/岡本文宏
怒りを笑いに変える!クレーム対応/谷厚志
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス
人事労務関連ワード辞典
マンガ・ワーママ人事課長キノコさん
ココロの座標/河田俊男
【企業に聞く】人が活きる組織
労働ニュースに思うこと
人材育成のツボ
シゴトの風景
「平均時給 の検索」「時給の平均や動向」等について、データを作成。労働市場の現状が分かります。
*一部記事の閲覧および機能をご利用いただくには、会員登録(無料)が必要です。会員登録はこちらアイデム人と仕事研究所では、「ビジネスマナーのブラッシュアップ」「新入社員の戦力化」「職種別・階層別の知識・スキルアップ」等につながるセミナーを開催しています。
近年、注目されているデジタルトランスフォーメーション(DX)について、言葉の定義から企業としての取り組み方まで、わかりやすく解説します。(2021年10月5日)
「人・組織・制度などを含めたビジネスモデルを、デジタルの時代に合わせて再設計すること」がビジネスにおけるDXと考えてよいでしょう。単なる技術の問題ではないので、経営者の強いリーダーシップが求められます。
では、あらためて、なぜDXが求められるのでしょうか? 社会背景と市場の変化から考えていきたいと思います。
VUCAの時代
現代はVUCAの時代と言われています。2016年ダボス会議で使われ、注目された言葉です。Volatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguityの頭文字を取ったもので、現代の変化が激しく、不確実な世界情勢を表しています。元々は1990年代に生まれた米国の軍事用語ですが、2010年代、経営・マネジメントの文脈で使われるようになりました。
・Volatility(変動性)
テクノロジーの進化、特にインターネットの発展によって、情報伝達が速くなりました。それによって、社会常識の変化、価値観や社会の仕組みなどが猛烈なスピードで変化しています。
・Uncertainty(不確実性)
イギリスのEU離脱や米中貿易戦、民族間紛争など、さまざまなリスクは高まるばかりです。
・Complexity(複雑性)
地球温暖化、海洋汚染、人権問題など、1つの企業・国だけでは解決できない問題が増えています。
・Ambiguity(曖昧性)
価値観の多様性が進み、因果関係が不明確な出来事など、過去の実績や成功例に基づいた方法が通用しなくなりました。
このうち、テクノロジーの進化について補足します。
上図はコチラから引用
新技術が生まれてから5,000万人に浸透するまでの時間は、自動車で62年、電話で50年かかっていました。しかし、インターネットは7年、Twitterは2年、そしてポケモンGoは、なんと19日です。新しい技術が人々に浸透するスピードが速くなった結果、その次の技術が開発され、浸透するスピードがさらに速くなる。そういう循環に入っています。
まとめると、社会環境が複雑になり、将来の予測が困難な状況となっています。企業としては、このような予測不可能な変化に対し、俊敏に対処できるスピードを獲得する必要があります。そのための手段がデジタルトランスフォーメーション(DX)なのです。
>>>次ページにつづく
※次ページ以降の閲覧には、会員登録(無料)が必要です
<会員サービスのご案内はコチラ>につづく
●文/渋屋隆一(しぶや りゅういち)
中小企業診断士、情報処理技術者。大学卒業後、IT企業にてエンジニア・商品企画を担当。2015年独立。ITとデータを活用した「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」「働き方改革」を得意としている。コンサルティングや研修・セミナーを通じて、中小企業の経営支援を行う。著書に『コレ1枚でわかる最新ITトレンド』(技術評論社)、『社長はデータをこう活かせ!』(日本実業出版社)など。
Webサイト: https://100athlon.com
その他のコラム記事を見る
ヒトがあつまる職場/田中和彦
判例に学ぶ労使トラブルの処方箋/岡正俊
時事トピックス