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デキル人が辞めない15分マネジメント術/岡本文宏

第10回「辞めない人を採る技術」

マネジメントに時間を取れないプレイングマネジャーに向けて、15分で完結できるマネジメント手法をお伝えします。(2025年1月14日)

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「成長ストーリー」に共感する人を採用する

 採用面接で、自社で働けば「どのように成長できるのか」を、15分程度時間を作って、応募者にしっかり伝えることも不可欠です。人は誰しも、仕事を通じて成長したいと思っています。その思いが強ければ、仕事に一生懸命取り組むことが期待できます。




 人を見極めるには、既存スタッフの成長過程のストーリーを伝えるのが効果的です。正社員であれば、キャリアパスを提示するのもよいでしょう。そういう話を伝えているときの態度を観察し、共感して深くうなずいたり、目を輝かせたり、前のめりに話を聞く姿勢を取る人物を採用するようにしてください。

 採用してからは、「この職場であれば、自分が成長できる」と実感できれば、今の職場から離れようとはしません。人の根源的な欲求である成長欲求が満たせられるからです。「成長」は仕事ができる人材の定着率を上げる重要なキーワードです。



●文/岡本文宏(おかもと ふみひろ)
メンタルチャージISC研究所株式会社代表取締役、繁盛企業育成コーチ
アパレル店勤務、セブンイレブンFC店経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。中小企業経営者、エリアチェーンオーナー、店長などに向けた小さな組織の人に関する問題解決メソッドや、スタッフを活用して業績アップを実現する『繁盛店づくり』のノウハウを提供している。『仕事のできる人を「辞めさせない」15分マネジメント術』(WAVE出版)、『人材マネジメント一問一答』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『店長の一流、二流、三流』(明日香出版)、『繁盛店のやる気の育て方』(女性モード社)など著書多数。
https://okamotofumihiro.com/
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