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繁盛店になる店舗マネジメント/岡本文宏

第7回「モチベーションを高める『評価』のあり方」

店舗マネジャー、FCオーナーとして14年、商店主専門のビジネスコーチとして16年、合わせて30年間、現場に関わってきた著者が解説します。(2021年10月5日)

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 スタッフは経営者、店長からの『評価』を常に気にしています。自分は「どう評価されているのか?」を知る術として、一番分かりやすいのが昇給でしょう。アルバイト、パートであれば、時給がほんの少し上がっただけでも嬉しく感じるものです。社員であれば、頑張った成果として受け取るボーナスの金額、昇格も気になるでしょう。

 

 評価されていると感じられなければ、モチベーションが上がらなくなってしまいます。逆に、きちんと自分が評価されていることが分かれば、やる気もやりがいもアップしていきます。

 

 しかしながら、「どうすれば評価されるのか?」が不明瞭な職場が多いというのが実際のところです。評価の基準が曖昧で、経営者や店長が普段の働きぶりを見ていて、頑張っているなと思えば賃金がアップし、責任感があるように見えれば、昇格となるような勘と感覚に頼った評価となっているのが大半です。これでは、スタッフとしては、どう頑張ればよいのかが分かりません。

 

 

 

 

評価制度は正しく運用する

 

 そこで、「評価制度」を導入するケースも多くあります。筆者がかつて勤務していたアパレル専門店チェーンでも、評価制度を導入していました。ただ、そのときは人材開発のコンサルティング企業が作ったシステムを、マニュアルどおりに運営するだけでした。目標設定シートや自己評価を行うためのチェックシートなどもありましたし、半期に一度、上司が評価をするための個別面談もありました。

 

 でも、そのシステムを活用するために必要な知識を習得する研修が、ほとんどないままに運用を始めたので、結局、給与や賞与、昇格などにその人事評価が活かされているのかよく分からないという状況でした。あくまでも、筆者の感想ですが、夏場のテレビCMで「ホンマに効いているのかどうか分からんけど…」と人気女優の長澤まさみさんが関西弁で話す虫よけシートのような存在でした。

 

 今はスマホ1つで部下を評価して、賃金などと連動させることができるシステムもあるようです。そういうデジタルツールを用いることで、正しく評価できるのであれば、それは活用するべきだと私は考えます。

 

 

>>>次ページにつづく

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につづく

 


 

●文/岡本文宏(おかもと ふみひろ)
メンタルチャージISC研究所株式会社代表取締役、繁盛企業育成コーチ
アパレル店勤務、セブンイレブンFC店経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。中小企業経営者、エリアチェーンオーナー、店長などに向けた小さな組織の人に関する問題解決メソッドや、スタッフを活用して業績アップを実現する『繁盛店づくり』のノウハウを提供している。『人材マネジメント一問一答』(商業界)、『店長の一流、二流、三流』(明日香出版)、『繁盛店のやる気の育て方』(女性モード社)など著書多数。
https://okamotofumihiro.com/

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