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やる気を引き出す仕組みや教育制度などの人事施策、働きやすい職場環境の実現など、人に関する企業事例を紹介します。(2021年10月21日)
ホームページ/ https://vis-produce.com/
企業のオフィスやロゴ、Webサイトなどを統合的にデザインする「デザイナーズオフィス」に加え、そこで働く従業員の働き方に関わるコンサルティングやワークスタイルの提案までをトータルに手掛ける株式会社ヴィス。そのサービスを通じて顧客だけでなく、社員も含めて「はたらく人々を幸せに。」というフィロソフィーを実現させることを経営の基軸に置いている。その結果「働きがいのある会社」ランキングで4回、ベストカンパニーに選出された。そんな同社の組織風土づくりについて、代表取締役の中村勇人さんに話を聞いた。
―御社の事業内容からお教えください。
オフィスの設計・デザインから、コーポレートサイトやロゴ、印刷物のグラフィックデザインまでを一貫性をもって手掛けることで、企業のブランディングに貢献する「デザイナーズオフィス」を提供しています。コロナ禍となって就労環境が一気に多様化してからは“働き方のデザイン”にまで領域を広げ、エンゲージメントサーベイなどによるコンサルティングや、複合ビルによるワークスタイルの提案もスタートさせています。
―経営の基軸となるフィロソフィーとして「はたらく人々を幸せに。」という言葉を掲げていると伺いました。どういった経緯があるのでしょうか?
私は大型商業施設の設計やデザインを行う企業で営業職として経験を積み、1998年に独立しました。当初は前職の経験を活かして飲食店などの店舗の設計やデザインを手がけたわけですが、5年後に転機があったのです。顧問税理士に古い町工場のお客さまを紹介されました。専門外でしたが断れず、リノベーションを施してみると、そこの従業員の皆さんからとても喜んでいただいたのです。
商業施設ではきれいになるのは当たり前なので、そういった反応は一度もありませんでした。このことから、自分がやるべきは働く人々を幸せにするこういう仕事だと確信したのです。それ以来、オフィス領域にシフトするとともに、「はたらく人々を幸せに。」というフィロソフィーを掲げました。
代表取締役 中村勇人さん
―このフィロソフィーをどのように推進しているのでしょうか?
フィロソフィー以外に、コンセプト、ビジョン、ミッション、バリュー、ヴィス・チャレンジの6項目を掲げています。その上に、22項目からなるクレドや、ブランディングの変化に合わせて2020年には新たにヴィス・プライドも加えています。
クレドの1番目は「人として何が正しいか常に意識し行動の基本とする」というものですが、その内容について「私たちは公正な考え方で物事に取り組みます。判断に迷い、立ち止まる時には人として正しいかどうかを判断基準に行動します。日々正しく考え実践することが、人間力を高めることとなります。」という説明をつけています。これを22項目のすべてで行うことで、より深い理解と実践を促せていると思います。
2008年頃に先の6項目やクレドを決めて以降、毎日の朝礼で、全員で6項目を唱和した後、輪番でクレドの1項目についての自らのエピソードを話す時間を設けています。この朝礼によって、226人いる全社員が6項目を暗記しています。22項目のクレドも皆だいたい覚えていますね。
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