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社員教育を行うときに考えておきたいことや注意したいこと、心に留めておきたいことなどをお伝えします。(2021年11月18日)
教育熱心な社長
私は、お客さまに研修の企画を提案する仕事をしています。さまざまな業種のお客さまがいらっしゃいますが、大手飲食チェーンのフランチャイズ事業を展開するA社の担当になって7年ほどになります。A社では接客やクレーム対応などの実践的なものからハラスメントやメンタルヘルスを学ぶもの、管理職を対象にしたものなど、さまざまな研修を実施してきました。毎年4月には新卒の新入社員向けの研修も行っています。

A社の社長は教育熱心な方で、社員の成長をサポートしたいという強い思いを持っていらっしゃいます。費用に関しても効果的だと判断すれば惜しみなく投資するスタンスで、さまざまな提案をすることができます。
初めて実施した研修は、お客さまとのコミュニケーションがうまくいかないという現場の課題を解決するためのものでした。伝え方やコミュニケーションについて学ぶ内容で、実施後に行った受講者アンケートでは「仕事に生かせる内容で参考になった」との声が多く聞かれました。
パワハラで退職
毎年、研修を依頼されましたが、2年前に大きな転換がありました。A社は以前から離職率が高いという問題を抱えていましたが、それがあるきっかけで露呈することになったのです。あるスタッフが、パワハラを受けたことを理由に退職したのです。それが発端となり、社内ではさまざまな見直しが行われました。組織体制から人事制度、就業規則など、あらゆることが一新されました。それによって、教育体制にも大きな変化がありました。それまで長く担当して方が外れ、新しい方に変わったのです。
前担当者は自分の考えを強く持っている方でした。研修に対しても、自分の考えに沿ったものを「実施してほしい」というスタンスで、提案を求められることはありませんでした。社内でもそういうスタンスだったようで、ともするとパワーハラスメントに受け取られかねない部分があったようです。
新しく担当になった方は、前任の方とはまったく違うタイプでした。初めての打ち合わせでは実施したい研修のテーマをおっしゃって、その内容に合ったものを「提案してほしい」とおっしゃいました。作成した提案書をお送りすると、それに対するフィードバックをいただきました。その後、何度かやり取りをさせていただきながら、研修内容を固めていきました。
互いにキャッチボールをしながら作り上げていったことで、出来上がった研修はそれまでのものとは大きく変わりました。さまざまな視点から考えられた内容は、受講者にも好評でした。
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【談】青�膨�一(あおやぎ よういち)
株式会社アイデム 東日本事業本部 キャリア開発支援チーム/教育・研修企画担当
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