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知識ゼロからのDX入門/渋屋隆一

第10回「DXに取り組む上で、避けては通れないこと」

近年、注目されているデジタルトランスフォーメーション(DX)について、言葉の定義から企業としての取り組み方まで、わかりやすく解説します。(2022年1月18日)

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 デジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む上で、避けて通れないのが業務プロセス改善の視点です。

 

・無駄な業務を発見し、削除・効率化する
・付加価値を高められる業務を発見し、リソースを集中する

 

 このような変化をもたらすためには、業務プロセスを分析する方法を知らなければなりません。

 

 

業務プロセスの基本

 

 業務プロセスとは、経営の目的を達成するために行われる一連の活動のことです。再現性があり反復可能な手順、つまり、いつ、誰がやっても同じ結果を出せることが条件です。ビジネスプロセスとも呼ばれます。

 

 

 調理に例えると、材料がそろっている前提で、

 

1.材料を切る
2.炒める
3.煮る

 

という手順によって、カレーを作ることができます。Aさんが作ったら甘口で、Bさんが作ったら辛口になる。そういう場合は業務プロセスとは言いません。再現性がないからです。

 

 ある業務に熟練した人は、手順書などがなくとも、常に同じ品質で業務を遂行することができます。その人にとっては無意識レベルでできることですが、別の人には全く手が出せない。こういう「属人化」が、あらゆる業務で起こりがちです。したがって、業務プロセスはまず可視化が必要です。分析、そして改善するためにも、まずは目に見える形にまとめる必要があります。

 

 

 

 

業務プロセス4つの特徴

 

 業務プロセスを可視化するために、業務プロセス4つの特徴を知っておきましょう。

 

1.目的がある
 業務プロセスには必ず目的があります。逆に言えば、目的が不明確な業務は早々にやめた方がいいでしょう。何のために作成しているのか分からない報告書や日報、以前からやっているという理由で続いている定例ミーティングなどは、その最たる例です。カレーを作るというプロセスにも、目的はあるはずです。

 

・今日も家族みんなが元気に過ごす(個人宅の朝食)
・お客さまに人気メニューのシェフこだわりカレーを楽しんでいただく(レストラン)

 

 個人宅の目的であれば、材料がなければ他のメニューをつくれば問題ありません。カレーを作ることが目的ではなく、家族が元気に過ごすことが目的だからです。
 一方、レストランの場合は人気メニューを楽しみにくるお客さまがいますので、カレーそのものが目的になります。したがって、材料・調理器具・シェフの確保などが重要になります。

 

 

>>>次ページにつづく

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につづく 

 


●文/渋屋隆一(しぶや りゅういち)
中小企業診断士、情報処理技術者。大学卒業後、IT企業にてエンジニア・商品企画を担当。2015年独立。ITとデータを活用した「売れ続ける仕組みづくり」「業務改善」「働き方改革」を得意としている。コンサルティングや研修・セミナーを通じて、中小企業の経営支援を行う。著書に『コレ1枚でわかる最新ITトレンド』(技術評論社)、『社長はデータをこう活かせ!』(日本実業出版社)など。
Webサイト: https://100athlon.com

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