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人材育成のツボ

研修は1つの物語だ〜ストーリー仕立てに研修を作ることの大切さ〜

アイデムの人材育成・研修部門の担当者が、日々の業務やお客さまとの対話から感じたことなどをつづります。(2022年6月16日)

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「研修は1つの物語だ」
 これは、約4年間さまざまな研修を企画してきた私が最も大事にしている言葉です。自分で言っておきながら、格好つけてるようで少し恥ずかしいのですが、本当に大事だと考えています。

 

 

 

 

 その意味を簡単に言うと、「受講者が研修実施の背景・問題意識・ゴールイメージをしっかり理解し、各カリキュラム同士が連続性を持っている状態」です。まだ分かり辛いですね…。例をあげると、私が企画する若手社員研修は、以下のような流れで実施しています。

 

(1)キャリアデザイン
(2)仕事の進め方(目標設定や3点確認)
(3)コミュニケーション
(4)ロジカルシンキング

 

 まずは、キャリアデザインを学び、「将来どうなりたいか?」「どうしていきたいか?」を受講者に考えていただきます。次に、将来描いた自分になるために「どうやって仕事を進めればいいか」を「(2)仕事の進め方」で学びます。

 

 仕事は多くの場合、周りの人と関わりながら進めなければいけません。それを(1)で理解していただき、「(3)コミュニケーション」に移ります。そして、最後に仕事を進める上で重要な思考法「(4)ロジカルシンキング」を学びます。図にすると、下記のようなイメージです。

 

 

 

 

 大事なことは、受講者が「なぜ自分がこのスキルを学んでいるのか?」を理解してもらうことです。そうすることで受講者も当事者意識が芽生え、研修への理解度も増します。

 

 

学びたいスキルの性質が違う

 

 研修は内容が首尾一貫していないと、受講者にとって理解しにくいものになってしまいます。クライアント企業から「管理職研修を実施したい」という依頼があり、現場の声を取り入れてほしいという要望があったとします。このとき注意しなければならないのは、学びたいという声の上がったスキルの性質が違うものだったときです。

 

 例えば、(1)マネジメントの基礎、(2)1on1面談、(3)SWOT分析※について学びたいという声があがったとします。(1)と(2)は、ヒューマンスキルと呼ばれる人間関係構築に関するスキルです。例えば、組織・チームとしてのマネジメント手法を学んだ後に、個人間でのコミュニケーション・マネジメントの手法を学ぶ、というような流れを作ることができます。

 

※SWOT分析
経営戦略を立てるときに使われる代表的なフレームワーク。自社の事業状況などを4項目で整理し、分析する。項目は「強み(Strength)」、「弱み(Weakness)」、「機会(Opportunity)」、「脅威(Threat)」の4つで、頭文字をつなげるとSWOTになる。

 

 

>>>次ページにつづく

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につづく

 


●文/柴田瑛一(しばた えいいち)
株式会社アイデム 東日本事業本部 キャリア開発支援チーム/教育・研修企画担当
大学卒業後、飲食チェーン入社。店舗マネジメントを学んだ後、商業施設デベロッパーにて20店舗以上の運営・商品開発・買付業務・人材育成・研修企画など、多岐の業務に携わる。2017年、株式会社アイデム入社。店舗の現場を見てきた経験を生かしながら、教育・研修の企画提案を行っている。

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