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仕事に使える統計データ/深瀬勝範

第3回「10年前と比べ、労働時間は増えたのか?」

政府や調査機関などが発表している労働関係の統計データを中心に、データの見方や、仕事に生かすやり方を解説します。

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1.はじめに

 「労働者の所定内給与が減少した」という新聞記事を見ることがありますが、このような記事に頻繁に引用される統計が、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」です。この統計をチェックすれば、給与や労働時間等の現状を把握することができます。



2.「毎月勤労統計調査」とは?

 ビジネスを成功に導くには、人事戦略が大切です。人員の配置や人件費の配分などを適切に行うためです。そのためには労働情勢を的確に捉え、適切な対応を講じていくことが必要です。このときに使える統計が、厚生労働省の「毎月勤労統計調査」です。この統計には、次の特徴があります。


(1)労働情勢の総合的な把握に適している

 毎月勤労統計調査では、次のデータが公表されます。

〃邊峺酋盖詬審
月間実労働時間、出勤日数
常用労働者数、労働異動率(入職率、離職率)
ぅ僉璽肇織ぅ猩働者比率 など

 この調査は、給与、労働時間、雇用の動きをまとめてチェックできるので、労働情勢を総合的に把握することに適しています。


(2)常に最新のデータを入手することが可能

 毎月勤労統計調査は、名前のとおり、毎月実施(各月の調査結果は翌々月の中旬に発表)されますから、常に最新のデータを入手することができます。


(3)時系列での変化を捉えやすい

 毎月勤労統計調査では、各月の給与、労働時間、労働者数を指数化したもの(=各月のデータ÷基準年のデータ×100)も表示されており、時系列での変化を捉えやすくなっています。



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●深瀬勝範(ふかせかつのり)
経営コンサルタント・社会保険労務士。1962年神奈川県生まれ。一橋大卒。大手電機メーカー、金融機関系コンサルティング会社、大手情報サービス会社を経て、独立。企業・公共団体の人事制度設計や事業計画の策定等のコンサルティング、人事労務専門誌などに寄稿も行っている。著書に「労政時報別冊 実践人事デ−タ活用術」(労務行政)。
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