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【1分で読める】仕事に活かす色彩心理学(武田みはる)
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今回は、仕事に興味を見いだすことができない男性の事例です。
どんな人にもつまらないと感じることはある。それが毎日となると、かなり苦痛だ。そのつまらなさをどう克服するのか、そればかりに夢中になってしまう。歩きながらスマホをやっている人の中にそうした人がいないか、気になるのだが…。
とにかく辞めたい
28歳、建設関連会社勤務の男性社員。会社で仕事をしていて、毎日のようにつまらないと感じている。いつも同じような仕事で給料も安い。毎日ため息ばかりついてしまうのだ。入社して3年目だが、入社したばかりのころは、とにかく仕事を覚えなければならないと毎日一生懸命だった。
ところが、仕事を覚えたころから、「こんな仕事をして、自分はどうなるのか」「こんな仕事をやっても意味ない」「会社のためになるが、自分のためにはならない」「自分のやりたかったこととは違う」などと思うようになった。
とにかく会社を辞めたい、毎日のようにそんな気持ちになる。しかし、何をしたいのか分からないし、会社を変わるのも不安だから、今の会社にいるのだった。会社が終わると、すぐに自動販売機の酒をあびるほど飲んで、つまらない気持ちを紛らわせる。酒の金額を気にして飲むのもつまらなく、まったく酔えなかった。
せめてパチンコにでも行って気分を紛らわせたいが、負けることを考えると、そんな金はない。仕方がないので、スマホでもいじって遊ぶしかなかった。スマホも長い時間やっていると疲れる。寝るとまたつまらない明日がやってくる。どうしようもないので、菓子を口の中いっぱいにする。どんどん太る。「このまま楽に死ねたらいい」そう思うこともある。
「つまらない症候群」の人々
驚くようなことではないが、最近の子供たちの中にも、予備軍がいる。「つまらないよ」「そんなことやっても意味ねーじゃん」などと口癖のように言う子供がいる。彼らは本当につまらないのだ。誰かが自分を面白くしてほしい。しかし、きっと面白くないはずだ。そんな気持ちでいる。もっと刺激が欲しい。もっと愛情が欲しいと訴えているかのようだ。
一方、大人はどうだろうか。他人に過剰なまでに期待してしまう。自分は努力したくない。与えられたものは、どんなものでも気に入らない。何か新しいことに挑戦するのは怖い。漠然とした期待、漠然とした不満に押しつぶされている。誰も自分の存在に価値を見いだしてくれない。そう思っている。
彼らの中には、自分の仕事に価値や意味を見いだせない人もいる。仕事は会社のためだけに、自分にはまったく関係のないことを一生懸命やらされる。ばかばかしい。自分にとって意味のない、価値のないことをやらされている。そんな感覚になっている若者たちがいるのだ。
「つまらない症候群」の人々は、「働く意味がない、働く価値がない」とも感じ、やがて、「生きている意味がない、生きている価値がない」とまで思ってしまう。その中には、何をしてもつまらないと感じてしまう、アンヘドニアといううつ状態にある人もいる。やがて、重いうつ病になる予備軍でもある。
毎日、酒を飲んだり、スマホをして気を紛らわせているうちは、何とか職場にも行けるが、やがて休職しがちになるだろう。
こうした「つまらない症候群」の人々は数多くいる。会社で中心的に働いている人の中にもいるのだ。
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●河田俊男
1954年生まれ。心理コンサルタント。1982年、アメリカにて心理療法を学ぶ。その後、日本で心理コンサルティングを学び、現在、日本心理相談研究所所長。また、日本心理コンサルタント学院講師として後進を育成している。翻訳書に「トクシック・ピープルはた迷惑な隣人たち」(講談社)などがある。
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