第7回「パート・アルバイトリーダーの本当の役割とは?」
パート・アルバイトスタッフに「いかに定着してもらい、戦力として力を発揮してもらうか」についての施策や、考えるヒントなどを解説します。
皆さま、年末年始の営業計画の立案・承認はスムーズに進んでいますか。サービス業では1年で一番ピリピリする季節になってまいりました。本日は何かと組織への貢献度が高い「パート・アルバイトリーダー」の役割にスポットライトを当ててみます。 あなたが店長(職長)の立場だとしたら、パート・アルバイトリーダーの役割として何を求めたいですか。大きなくくりで分けるとすれば、下記の2種類ではないでしょうか。
1.店舗(職場)が円滑に機能する組織を管理する「守り」(仕組みの改善)2.売上・利益向上に積極的に参加する「攻め」の人材育成・指導・訓練
たぶんほとんどの方が、1の「守り」のことを期待していると思います。でも私は欲張りな店長でしたので(笑)、1も2もしてくれるスーパーパート・アルバイトリーダーを常に育て上げる工夫をしていました。 育つ環境をどう整えるかについて、まずは1の分野から解説します。店長の女房役の育成ですね。このときのポイントは「店長の言うことであっても、納得できないことは必ず声に出して発言してもらう」ように接することです。同等の格付けをしてあげることこそ、リーダー資質を持った人材のモチベーションは高く維持されます。
こうすると、組織内に公平感が生まれて「人在」や「人罪」と呼ばれるメンバーが徐々に淘汰されていくはずです。店長という職位呼称は「人間の格」を表すものではなく、ただの「役割」なのです。人間として偉いから店長は偉いという因果関係は成立しません。特に40代以上の店長の方は自制をするように努めてください。
次に2の領域に入ります。オペレーションリーダー機能の次の段階は、「売上拡大貢献」「利益拡大貢献」のベクトルに照準を合わせたいですね。
食品スーパーの業態などは、主婦の方がパートとして長年お勤めになるケースが多いと思います。売り場づくりの際、主婦目線を理解できない20代の独身社員との確執をよく耳にします。そんなとき、リーダーに「運動会のお弁当の写真を撮ってくる」という課題を出し、販売促進活動を推進してもらいましょう。たぶんパートの方が多くの画像を集めてくれることでしょう。
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●文/植竹剛(うえたけ つよし)1971年生。株式会社チームのちから代表取締役。大学卒業後、株式会社ロッテリア入社。店長経験を経て、チェーンストア化を目指す企業にヘッドハンティングされて転職。その後、数社で店舗運営に関するさまざまなノウハウを学び、2012年、組織における人の問題の解決支援を行う株式会社チームのちからを設立。これまで直接関わったアルバイト採用はのべ2万人、店長経験は11店舗に及ぶ。著書に『「できる店長」と「ダメ店長」の習慣』(明日香出版社)、『落ちこぼれスタッフから最強のチームを作る極意 店長養成道場』(日経BP社)がある。オフィシャルブログ: http://team-chikara.com/blog/店長養成道場: http://tenchoyouseidojo.com/バイトテロ対策: http://www.baitoterro.com/
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