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パート/アルバイトの定着・戦力化講座

第16回 これからのアルバイト雇用の考え方

パート・アルバイトスタッフに「いかに定着してもらい、戦力として力を発揮してもらうか」についての施策や、考えるヒントなどを解説します。

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 皆さま、こんにちは! 店舗経営コンサルタント・店長養成道場 道場主の植竹剛です。今回は、アルバイトの働き方の自由度について、お話をしていきます。現在、飲食業や一部の小売業では、アルバイト不足が深刻になっています。時給額を上げて募集しても、他社との本質的な差別化にはならず、苦戦している状況です。逆に人件費予算が変わらないということは総労働時間を短くすることになり、労働環境を圧迫する悪循環になっている企業も見受けられます。

 

 まず「人材が確保できない」と考えている方々へお伝えしたいのは、「仕事内容をどこまで分解していますか」です。一般的に店長の仕事は多岐にわたります。その中で、「店舗を円滑に運営する」という責務があります。

 規模感もありますが、店長1人では店舗のオペレーションをすべてこなすことは無理な話です。したがってホールスタッフをはじめとして、「役割を分けて募集する」ということを今までにしてきました。

 

 

 少し深く考えてみましょう。店長しかできないと決められた業務は確かにあります。でも、一から十までがそうなのでしょうか。例えば「○○管理」と呼ばれる業務の内容です。在庫管理であれば、発注・納品・棚卸・理論在庫修正など、いろいろな作業があります。その中で店長の本当の役割は「数字に責任を持つ」ということだけです。ほかの人材が仕事を代行できる環境であれば、やり方の指示をすればよいのです。

 

 また、視点を変えてみます。仕事ができる場所は「店舗内」だけなのでしょうか。同じコストであれば、在宅で仕事ができる人材に業務をさせてもよいのです。伝票類の集計やファイリング、抜けの確認は書類を宅配便でやり取りすれば可能なはずです。情報の漏えい等を気にされるのであれば、守秘義務契約等を結びます。

 

 加えて、「休止する業務、やめてしまう業務」をしっかり決めることです。店舗の業務は、慣習のままに行っている内容も少なくありません。しっかりと業務精査をして、必要な労働時間としてカウントせずに、来店客に対しての直接サービスに労働時間を割くように工夫してみましょう。

 

 

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●文/植竹剛(うえたけ つよし)
1971年生。株式会社チームのちから代表取締役。大学卒業後、株式会社ロッテリア入社。店長経験を経て、チェーンストア化を目指す企業にヘッドハンティングされて転職。その後、数社で店舗運営に関するさまざまなノウハウを学び、2012年、組織における人の問題の解決支援を行う株式会社チームのちからを設立。これまで直接関わったアルバイト採用はのべ2万人、店長経験は11店舗に及ぶ。著書に『「できる店長」と「ダメ店長」の習慣』(明日香出版社)、『落ちこぼれスタッフから最強のチームを作る極意  店長養成道場』(日経BP社)がある。
オフィシャルブログ:  http://team-chikara.com/blog/
店長養成道場: http://tenchoyouseidojo.com/
バイトテロ対策: http://www.baitoterro.com/

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